精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

イラク戦争

2009年03月20日 23時16分47秒 | 平和・憲法9条
 今日3月20日は、2003年・今から6年前に、アメリカ・イギリスの連合軍が、イラクに戦争を仕掛けた日である。当時の小泉総理は、いち早く「イラク戦争支持」を表明した。その時小泉氏は、「戦争においても、日本とアメリカの価値観を共有する」旨表明している。経済同友会終身幹事の品川氏も発言されているが「原爆を落とした唯一の国と、原爆を落とされた唯一の国の戦争観が同一であるはずがない」というもはもっともだ。今や、イラクから自衛隊が撤退し、日本国内においては「他人事」になってしまった感があるイラクだが、あの戦争で肉親を失った方々、爆撃でケガを負った方々、劣化ウラン弾の後遺症に苦しむ方々などが現実に存在する。戦争は一時的かもしれないが、その戦争に巻き込まれた庶民の生涯には長い間、大きな影響を与え続ける。WBCもいいが、それだけに心を奪われている国民が周囲に多数いることが、不思議なほどだ。
 今日の昼間、30代の男性と対話する機会があった。彼は、悪意ではないと思うが、「拉致事件」を例に挙げ、「日本から実力部隊を北朝鮮に送り込み、拉致された人を救い出すべき」とか、外交交渉が威力を発揮するのは、バックに強大な軍事力を持っているから」などと言っていた。昨今マスコミで一部の評論家達が主張している論理で、一見もっともらしく聞こえるが、疑問点も多々残る。
 1年のうちに、節目となる日は何度かある。すべてを記憶して欲しいとは言わないが、日頃の忙しさに追われ、またさまざまなイベントや芸能人の話題に翻弄されている現在、立ち止まって考える機会も必要だ。今日が、1人でも多くの人のそのような日の1日になることを祈る。

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