この子らを世の光に
「に」ではなく「を」であるところに意味がある。
これは、知的障害児福祉に尽力された、近江学園の故糸賀一雄さんのことばである。
障害を持った子どもたちを憐れんで、世の光を当てるのではなく、この子らが光になるような社会をめざしたといえる。
さて、今精華町内の学校で、これに逆行する事態が進行している。
現時点では、詳細に書けないが、特別支援学級に在籍する子どもたちが、学校行事の参加を拒否されているのだ。
保護者は、「手がかかるなら、仕事を休んで自家用車も出して同行する」とまで協力する意思を示しているのに、校長判断で連れて行かない方針を保護者に通知した。
私も、障害者問題に関わってきた立場から「40年以上前の光景」だと感じ、ショッキングだった。
校長は、元教育委員会にいたエリートコースである。
もし、このブログを関係者が見たら、糸賀氏の言葉を思い起こし、精華町のすべての子どもたちにとって「光」となるような教育方針に考え直すことを強く願う。
もちろん、議員である私も、こんな事態は許せないので、動きがなければ、しかるべき要請をしたいと考えている。