むち打ちの刑

醜くもたるんだカラダにムチをあてようと散歩に出かけた。
目的地は8キロほど離れたターミナル駅。
単に買い物に出かけたわけではない（苦笑）。
何度か歩いたルートも、道を一本外れればそこは未知の世界。
こんなものがあるんだと散策しながら歩けば1時間半で到着。
界隈を歩き回り帰る事に。
別の道を歩いていたが、いつの間にか元来た道へ。
すべての道はローマに通じる。

途中雨が降りだし、予報通りの時間だったので感心。
もちろん予報を信じて折り畳み傘を持参しているのは自画自賛。
ゴミゴミした住宅地をフェンス一つ（ただし有刺鉄線だが）隔てたところは米軍住宅。
芝生に囲まれた中にポツリポツリと平屋の簡素な住宅が。
簡素だが、もちろん建坪はフェンスの外の数倍。
窓から淡い光が外へもれ、きっとアメリカのお盆を楽しんでいるのだろうと想像を働かせる。

ずっと歩き通しだったのでさすがに疲れ、霊園があったので、そこのあずまやで雨宿り兼一休み。
霊園内を明かりが一つ動いている。
近づいてみれば警備員。
「こんばんは」と声を掛け合い、怪しい者ではない事を確認。
雨の夕暮れの霊園にいる事自体が十分怪しいが。
ワンちゃんが生きていた頃には、よく散歩に来ていたが、その頃には警備員などいなかったのに。
墓荒らしでもあるのだろうか？（ねえよ）

霊園内を突き抜け、近道で帰宅。
往復+ウインドウショッピングで5時間約20キロ歩行ぐらいか。
久しぶりのご近所散歩で足が疲れた。
上海を歩き回るために、もう少し鍛えよう。