Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

縄文時代のイボキサゴを使った「縄文ラーメン」って何だ?!

今年度の金曜日は、午前中でお仕事が終わるんです。

この日はとても天気が良かったので、愛車キャサリンで駅前エリアに行きました。

今回の目的地は、久々となります、

麺屋ことぶき

であります✨

ことぶきは、このところ千城台のイコアス店に行ってました。

千葉本店(?!)に来るのは、なんと実に3年ぶり!?!?

前回のレポ(2019年9月)はこちら

まだ、世の中がコロナ騒動になる前のことでした…😢

3年なんて、ホントあっという間だな、、、

今回のお目当てはこちら!!!

もうビックリドッキリですよ!

縄文らーめん(700円)

ですよー!!

縄文時代に千葉エリアで出汁で使われていたという仮説に基づいて作られた「縄文らーめん」。

我がホームタウンの若葉区には「加曾利貝塚」があります。

この加曾利貝塚でたくさん発見されているのが「イボキサゴ」という巻き貝です。このイボキサゴを縄文人は食べていた。でも、発見されるイボキサゴは、身として食べられる部分が少ないんですね。で、考えられたのが「ダシ」として使っていたのではないか、という仮説でした。提唱したのは、市埋蔵文化財調査センターの西野雅人さんという方(県職員)らしいです。

詳しい話はこちらの千葉日報の記事をcheck


国の特別史跡・加曽利貝塚(千葉市若葉区)で大量に出土している巻き貝のイボキサゴ。縄文人の食卓に欠かせなかったイボキサゴだが、今では食べられることもなくなり大半が捨てられている。その“縄文時代の美味”を現代風の料理にアレンジして、千葉市の新名物として売り出そうと、市内有志が団体「縄文グルメ推進委員会」を立ち上げた。提供する飲食店やレシピを拡大し「千葉市を『縄文のまち』に」と張り切っている。

同委員会が「縄文グルメ」の食材として期待するイボキサゴは直径2センチ程度の巻き貝。加曽利貝塚から出土する貝の8割以上を占めているが、身として食べられる部分が少ない。そこで、市埋蔵文化財調査センターの西野雅人所長が唱えるのが「出汁(だし)に使っていた」との説。当時はみそやしょうゆはもちろん、塩も十分になかったとされ、縄文人は土器で煮炊きする際にイボキサゴで塩味とうま味を加えていたのではと推測する。

イボキサゴのスープを使ったレシピはこれまでも同貝塚でのイベントで提供するなどしており、和・洋・中華のオールジャンルで利用できることは実証済み。ただ、1リットルの出汁を取るには1キロが必要だったため、大量の貝の保管や廃棄が普及の壁になってきたが、昨年、同市花見川区の企業が濃縮エキスの製品化に成功。分析の結果、肝機能向上の効果があるとされる成分がシジミの20倍以上含まれていることも分かり、縄文グルメとしての幅広い活用に光が差した。

イボキサゴは木更津市の盤洲干潟で大量に採れるが、現状では活用されることなく廃棄されている。委員会の小川智之代表は「食材に活用できれば漁業者の新たな収入源になる」と説明。さらに、同企業から出る殻を養鶏の飼料に混ぜる試みも香取市内で始めており「まさに地産地消。イボキサゴはSDGsに沿う食材」と強調する。

同委員会は、覚えやすいように「じょうもん貝」の愛称を付け、生貝でも濃縮エキスでも「じょうもん貝」を使った料理を「縄文グルメ」と定義。市内の飲食店を対象に加盟店を募り、委員会が有償で卸す濃縮エキスなどを基に独自メニューを開発してもらう。メニューや調理法は公開する決まりとし、互いのレベルアップを図る。「共存共栄こそ縄文の真骨頂」(小川代表)。


こんな背景があるんですね。

ちなみに、僕は2018年5月のGW中に加曾利貝塚で「いぼきさごラーメン」を食べています!

2018年5月に食べた「いぼきさごラーメン」の実食レポはこちら

あれから4年の時を経て、、、遂にイボキサゴを使ったラーメンが「麺屋ことぶき」にて登場したのです!

上の引用文にあるように、花見川区の企業が「濃縮エキスの製品化」に成功し、その濃縮エキスを使って作ったのが、今回の僕のお目当ての「縄文ラーメン」みたいです!!

券売機です!!

縄文ラーメンは一杯700円になります。

意外とお安い?!?!

それと、、、

なんと、トッピングの「のり」、100円で10枚まで加えることができるんです。

太っ腹ですね~~~\(^o^)/

海苔好きの僕なので、こちらののりトッピングも付けて、、、

いきますよ~

ジャジャーン!!

こちらが、今千葉で密かに話題の、、、

縄文ラーメン
+トッピングのり(10枚!)

です✨

zoom up!

これはちょっと見ただけでは想像できないスープというか…

聴けば、本当に貝出汁のスープになっているそうで、、、

スープを一口飲むと、、、

「うおお、、、これは大阪の味わい、、、?!」

って思いました。

大阪はこの数年、貝系の和風ダシのラーメンが流行っているみたいでして…。

昨年行った時も、こういう貝系の出汁のスープを何杯か頂きました。

なんか、そういうスタイリッシュで都会的な味わいのスープでした。

麺はこんな感じで、、、

おお、、細麺だ、、°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

細麺に、ライトで淡泊な貝出汁スープ。

これは、なかなか千葉では珍しいかもしれない?!?!

ことぶきのチャーシュー、何気に好きなんですよね~。

こういう分厚い豚バラチャーシュー、王道ですが、やっぱ王道です😊

***

というわけで、、、

前々から気になっていた「縄文ラーメン」の実食レポでした!

ようやく食べられた~~~\(^o^)/

縄文というから、古代的な味わいかと思いきや、、、わりと近未来的?なラーメンでしたね。

シンプルなんだけど、ホントスタイリッシュでアーバンな感じ、、、

強烈な濃厚系ラーメンとは真逆の方向性のラーメンで、貝が好きな人なら喜べるはず!!

食後に店長さん?に色々話を聴きました。

この縄文ラーメンで使っているタレに、「物語」がありました。

上にも書きましたが、イボキサゴの濃縮エキスを使った「新千葉グルメ運動」の一環となります。

このことぶきの経営母体の社長さんがこの濃縮エキスを作っている会社の社長さんと仲が良いらしく…

そのつながりから、この縄文ラーメンが完成したんですって!!

こういうのって、すごくなんかワクワクしますね☝

麺屋ことぶきは、千葉駅エリアで有力な「鶏白湯ラーメン」が味わえるお店です。

店長さんもなかなかワイルドな方ですね、、、苦笑

今、お店としてのイチオシはこちらの汁なし担々麵2021なんですって。

2021年に出した汁なし、好評につき復活したんだとか?!

こちらも近々食べてみたいですね~\(^o^)/

こういう本も是非読んでおきたいですね!

縄文文化から「食」について考えるのもいいかも?!

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