Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

高齢者のみなさんに

2011-04-04 09:58:46 | 被災地へのアートセラピー
シニア担当のYokoです。


気づいたら4月になっていました。

実は毎月このブログの背景を1日に変えるのがわたしのひそかな楽しみだったのに

今月はちょっと・・遅れてしまいました。


昨日目黒川沿いを歩くと「桜」咲き始めていました。

一昨日はまだそんなに咲いていなかったのに。

土曜日の暖かさに「おっ!そろそろ出番だ!」とつぼみを開いたら

日曜微の寒さに「ううっ!さむっ」っと思ったかもしれませんね。

まだまだ満開ではないですが、何人もの人が

「あっ、さくら 咲いてるぅ~」と 足を止めて写真を撮ったり、愛でていたりしました。



春ですね。



金曜日に福島に実家があるさぶと会うことが出来ました。(しばしばのブログ参照

いつもと変わらぬ穏やかな笑顔 変わらぬペース


最近思う事があります。

シニアに関わる仲間にさぶ、さっちん、いけちゃんと福島出身やご両親の故郷という人がいます。

みんな こう なんていうんでしょうか

穏やかだという事以外に 何か共通のものがあるような気がします。

それぞれ福島の場所は違うのですが

「腹が据わっている」というのかな。

それがいつどんな時にあっても、彼女達の自然に変わらない「ペース」のような感じがしています。

そういえば、わたしの父方のおばあちゃんも「福島」だったような。。

最近「県民Show」なんていう番組(あまり見たことないのですが)がありますが、

土地柄、見ているもの、食べているもの、感じているもので違うのかもしれませんね。



さぶと篠原さん(人となりはしばしばのブログ参照)とSatokoとわたしで避難所の様子を詳しく聞きました。


「高齢の方が多く、意欲をなくしている」


原発の問題で子供達は更に別な場所に避難しているようで

避難所(300人近くいるそうです)には、高齢者が多いという事です。


「アートをするのは、シゲルおじいちゃん位で・・」


これまでのさぶの報告でも登場するのは「シゲル画伯」だけでした。

今日のブログには「大人の塗り絵」をもって行った事で少し増えたようです)


そこで4人で高齢者のみなさんに何か出来ないか?を考えました。

わたし達大人もそうですが、子供のようにすぐに絵を描いたりするというのは

なかなか難しいものです。

アートワークの現場で行う導入部分「ウォーミングアップ」

その時間で気持ちをほぐしていただくところから始めています。



さぶの報告から「まずはウォーミングアップ 気持ちをほぐすこと」をやろうと決めました。



高齢者のみなさんと沢山の時間を過ごしわたしは手からこぼれるほどいろんな事を

教えて頂いています。

生きること 生きるための知恵 生きていくための心のありかたetc・・

そして何より 「愛」

その事でどれだけわたしの人生が豊かになったか。



今日明日には「高齢者のみなさま向けの支援」をこのブログでお伝えできると思います。

大勢の方の協力が必要になると思います。

その事が本当にみなさんの為になるかもわかりませんが

誰かに 何かに 役に立つかもしれないと信じて。



どんな時でも暖かくなれば桜は咲く。

春は来る。



お待ちください。


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