Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

大原動力

2013-03-12 10:37:57 | ひとりごと
シニア担当のYokoです。

昨日で東日本大震災から2年が経ちました。

そしてそれは3年目に入ったという事でもあります。


先日うれしいものが届きました。

震災後、支援をさせて頂いた三陸牡蠣復興支援プロジェクト

三陸の牡蠣の種が日本全国の牡蠣生産地へ届けられ養殖されているとその時知りました。

わずかばりの援助しか出来ませんでしたが、

「いつか牡蠣が出来たら送ります」という三陸の牡蠣生産業者の皆さんの夢を応援させて頂きました。


昨年末から出荷が開始され、私の家にはちょうど先週末届きました。



大きな大きな牡蠣でした。

どっしりとごつごつしていて、磯の匂いが部屋一杯に漂いました。

牡蠣は殻の先をハサミなどできり、ナイフの入り口を作ります。

何層にもなって作られている牡蠣の殻 ちょっとやそっとじゃハサミでも切れません。

がりがりがり・・・がりがりがり・・・時々ハサミの口でトントントンとしてみたり

剥き身で出荷する時、港のお母さん達これを寒い風が吹く中でやってるんですよね。すごいな・・


私がハサミ担当 主人がナイフで貝柱を綺麗に切って開ける担当

TVで見た事があるような、パッと開いてさささっと剥き身にする・・・

お母さん達のような連携プレーなんて事は全く出来ませんでした。

そして開ける度に

「おーーーーーーーっ」

そこには本当にきらきらとぷりぷりとした身が。


牡蠣の歴史を調べてみると、日本人が生で食するようになったのは明治以降、

牡蠣を生で食すのは欧米人の方が歴史があり、古代ローマから珍重されていたのだそうです。

そういえば、オイスターバーありますね。・・・生を食さない欧米の人を昔から魅了してたのですね。 

今三陸の皆さんは、より良い牡蠣を届けるために「フランス式養殖」に取り組みはじめているそうです。

剥き身だと単価が安くなってしまう為、フランス式養殖で形の整った牡蠣を作り日本に、世界に届けていくという試みです。

震災前に戻る復興ではなく、震災前よりも遥かに素晴らしい三陸にして行きたいという皆さんの想い。

牡蠣の箱の中にこのプロジェクトの総責任者の方のお礼のメッセージがありました。

私の目に飛び込んで来た言葉。

「大原動力」

私がした事はわずかな力でしたが、それが集まり大きな力となって被災した生産者の力となって行った。

そしてメッセージの最後は「挑戦」で締めくくられていました。


また応援したいものが出来ました。



牡蠣を美味しく頂いた事はいうまでもありません。

でも泣きながら食べた牡蠣ははじめてです。

涙が2人して止まりませんでした。

健康で家族と過ごせる喜び 

美味しいものを美味しいねと一緒に食べる喜び

こんな当たり前の事を大勢の人から奪ってしまった・・・あの日

応援したつもりが、当たり前の大切さを改めて私たちに教えてくれました。



(宮城のお酒と共に・・宮城県祭りにしました)



そして昨日

福島の大切な人から頂いた短いメール

TVなんかじゃ伝わらない

本当の気持ち



私が出来る事は限られています。

だけれども何かまだまだ出来る事がある。

いつかきっと大きな力になるかもしれない。


私が出来る事・・・・はじめます。

涙が笑顔になれるように

全ての人は無理だけれど、せめて大切な人だけでも笑って過ごしてもらえるように

ささやかだけれど、出来る事を。





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2 コメント

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ありがとう (福島人)
2013-03-14 01:03:14
洋子さん〓

初めてコメントします〓

福島人こと4人子供を持つ母

来週金曜日に二番目の智チンが中学卒業します
大きな初舞台〓
子供の成長は早い
それに月日が立つのも早い

あれから二年
あたしは成長したのだろうか

子供の方がしっかり成長してる気がします

絆ってなんなんだろう
復興って何

ねぇ洋子さん
あたしこの先どうしたらいいのかな

何にも考えられず1日が過ぎて行くばかり

あっ〓ここに書く文ではなかったです
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ありがとう (yoko)
2013-03-14 11:19:02
福島人さん

こんにちは。
こうして伝えてくれること
とってもうれしいです。

福島人さんがどうしていきたいのか?
私ができることはなんなのか?

一緒に考えて行きませんか?

空見ながら。。。
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