NPO法人 専攻科 滋賀の会

盲・聾・養護学校高等部への専攻科設置拡大、そして広く特別な教育的ニーズを有する青年たちの教育機会の保障をめざす滋賀の会

【懇談会実施報告】滋賀県長浜市長と専攻科滋賀の会

2013年08月10日 15時34分24秒 | 定期勉強会などの記録
去る8月5日(月)10:00から11:00まで、長浜市役所市長室において我々専攻科滋賀の会と藤井勇治長浜市長と専攻科に関する懇談会を行いましたので下記報告いたします。

当会からのコメント
■出席者:
・先方-長浜市 藤井勇治市長、藤居茂樹企画部長、他2人 計4名         
・当方-立岡理事長、池田里美監事、山田久視理事、池田篤史さん 計4名
■内 容:
最初に、専攻科滋賀の会が準備した資料(下記※を参照のこと)に基づき、今日の懇談の目的等を10分程度説明した後で、市長と専攻科滋賀の会から出席した4人で質疑応答を含め50分間の懇談を行った。
発達のゆるやかな知的障害の子どもたちだからこそ養護学校高等部18才卒業からさらに2~4年間、教育年限を延長してほしいと言う保護者・教職員・作業所職員のアンケートを元に説明したことと、長浜市は福祉の分野では先進地であることを説明することで懇談目的を市長には大枠理解して頂いた。
市長からは熱心に質問も出され、その都度、専攻科から出席した4人はお応えした。とりわけ三重県の聖母の家を卒業した池田篤史さんから、そしてお母さんからも20歳まで学べることができたことが今につながっている事もお伝えした。                                 
その他、専攻科滋賀の会としては今日の市長懇談会を皮切りに滋賀県内で第1号の公立専攻科開校に向けての本格稼働を始めることもお伝えする中で、長浜市のご理解をお願いした。市長は私たちの声に終始前向きに対応して頂き、夢をもって進められている、と温かいエールを送っていただいた事が強く印象に残る懇談会であった。

池田監事のコメント
 長浜市役所は昭和20年代の歴史的建築で、藤井市長はハスキーボイスのダンディーな方でした。また、地域の行事も気軽に参加されているとのことで、そこでのエピソードも話して下さる気さくな方でした。
 懇談は、市長以下4名もの職員さんが参加していただき、一時間という限られた時間の中で、障がいの多様化で生徒が倍増している現状、専攻科の必要性、親の思い、全国の専攻科の状況から滋賀県で具体化するための案等について伝える中で、真摯に質問や心配をしてくださっていると感じました。 以上 池田 里美


懇談趣旨のレター▼
※専攻科滋賀の会が準備した資料

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