みなさん,こんにちは。
今日は,みやぎ蔵王三十六景についてお話します。
みやぎ蔵王三十六景って,みなさんご存じですか?
当事務所では,平成16年に仙南のシンボルである「蔵王」をメインにした36か所のスポットを「みやぎ蔵王三十六景」として選出し,新たな地域資源として活用することにより,観光の振興や地域振興,産業振興を進めてきました。
「みやぎ蔵王三十六景」の基本理念は,①食と観光の連携,②食と観光の仙南ブランドづくり,③住民協働の3つで,展開の方向として,「三十六景で商う」,「広げる」,「楽しむ」ことにしています。
まあ,簡単に言えば,蔵王が美しく見えるスポット36か所が「みやぎ蔵王三十六景」で,みなさん見に来て下さい,蔵王の美味しいもの食べて下さい,ということなんです。
みやぎ蔵王三十六景は,どのスポットも本当に素晴らしい景観なんですよ。
先日は,みやぎ蔵王三十六景の一つである,「船岡城址公園」に行ってきました
船岡城址公園は,桜の名所としても知られ,4月には大河原の一目千本桜へと続く桜の回廊を眼下に望めますよ。また,桜の中を上っていくスロープカーも走ってます。
船岡城址の魅力はそれだけじゃないんです。
小説「樅ノ木は残った」の主人公,原田甲斐ゆかりの城でもあるのです。
原田甲斐は寛文事件(いわゆる伊達騒動)の当事者の一人であり,伊達騒動は歌舞伎の伽羅千代萩なんかのモデルにもなりました。
船岡城址公園には,原田甲斐と柴田外記の供養塔もあるんですよ。
ちなみにですが,寛文事件の後処理に尽力したのが,白石城主であった片倉小十郎(景長)なのです。
船岡城址公園から白石城とお城巡りしながら,想いを馳せるのも楽しいかもしれませんね。
仙南は歴史ロマンの宝庫。面白い話はたくさんありますが,それはまた別の機会にお話したいと思います。
(地方振興部 ヒラ茸)