平成27年5月24日、丸森町筆甫中区にて大勢のボランティアの方々の参加によるヒマワリの播種作業を行いました。
この活動は、中山間地域等直接支払制度に係る集落支援活動の一つです。高齢化や過疎化が進み、農業を担う人が少なくなってきている中山間部の集落において、農業農村の多面的機能を守るため、ヒマワリ等の景観作物を植えることにより耕作放棄地の発生を防止しようとするもので、平成25年度から毎年実施しています。
今回の作業には、仙台市内の大学生を中心に多くの方々にボランティアとして参加していただき、人数はスタッフを含め69名となりました。
参加者の方々は「筆甫まちづくりセンター」に集合した後、ヒマワリを植える畑へと移動し種まき作業を行いました。当日は好天にも恵まれ、初夏の兆しを感じる日差しのなか、現地スタッフの指導を受けながら畑仕事に汗を流していました。
【種まきの様子】
作業も進み、おなかがすいたころ、丁度、お昼の時間になりました。
お昼は、地元の郷土料理であるへそ大根の煮物や炊き込みご飯などが用意されていました。皆さんは料理を美味しく食べながら自己紹介をするなど交流を深めていました。畑仕事で身体を動かしたあと、参加者全員で取る食事は一層おいしく感じられたようで、会話も弾み、大自然の中、ゆっくり流れる時を満喫しているようでした。
【煮物や炊き込みご飯などの豪華な昼食】
午後には記念撮影を行った後、引き続き種まきを行うグループと田植え体験を行うグループの二手に分かれ、それぞれ作業を再開しました。
【記念撮影】
種まきグループは午前中で作業に慣れたこともあり、予定より早く作業を終えたので、機械による薪割り作業の見学を行いました。参加者の多くが「薪割りといえば斧を使い人力で割る」というイメージを持っていたため、機械で行う薪割りに興味津々の様子でした。
【薪割りの様子】
一方、田植えグループは午前中とは勝手が違う作業に悪戦苦闘です。泥と格闘しながらも一生懸命田植えのお手伝いをしていました。
【田植えの様子】
今回の作業では約80aの畑にヒマワリの種をまきました。生長したヒマワからは、種を取り、その種を搾って油を取ります。8月末頃には今回と同様にボランティアの参加を募い、ヒマワリの刈り取り作業を行う予定にしております。
ちなみに現在(6月11日地点)は写真のような生育状況です。種まきから約2週間雨が降らず、畑の条件によって発芽にムラがあるようですが、今後の生長が期待されます。
今回、参加された皆さんも、ヒマワリが無事、大きく生長することを楽しみにしていて下さい。次回のヒマワリの刈り取り作業にもたくさんの方々の参加をお待ちしております。
【6月11日撮影】
農業農村整備部 A.K