四国の吉野川上流にある早明浦ダム(高知県)は19日、深刻な水不足で生活用の貯水(利水)がゼロになった。四国地方整備局は同日午後8時、底に残る発電用の水の緊急放流を開始。同ダム依存度が高い香川、徳島両県はこの放流で水道水を確保することになる。
1カ月はしのげる計算だが、香川の5市13町は水道の水を出にくくする減圧給水を実施し、徳島は吉野川を水源とする4市8町に10%の節水を要望。市民や自治体は過去の経験を生かし、節水に努力しながら本格的な降雨を待っている。
早明浦ダムの利水貯水率ゼロは、大渇水といわれた1994年7月以来2度目。このときの緊急放流は台風のため1日ですんだが、1日19時間の断水が1カ月続いた高松市を中心に、市民は水不足に苦しんだ。
(共同通信) - 8月19日20時42分更新
1カ月はしのげる計算だが、香川の5市13町は水道の水を出にくくする減圧給水を実施し、徳島は吉野川を水源とする4市8町に10%の節水を要望。市民や自治体は過去の経験を生かし、節水に努力しながら本格的な降雨を待っている。
早明浦ダムの利水貯水率ゼロは、大渇水といわれた1994年7月以来2度目。このときの緊急放流は台風のため1日ですんだが、1日19時間の断水が1カ月続いた高松市を中心に、市民は水不足に苦しんだ。
(共同通信) - 8月19日20時42分更新