東京地検特捜部が23日、堀江貴文容疑者(33)を逮捕したことで、ライブドアには大きな衝撃が走った。
捜索後も「前向きに仕事をしていこう」と話し合う社員もいたが、業務受注は減る一方。逮捕の知らせに、「もう、この会社では働きたくない。どこかの企業に買い取ってもらいたい」という声も漏れた。
午後4時過ぎ、テレビに「社長聴取」のテロップが流れると、東京・港区の六本木ヒルズ森タワー38階にある同社内では、社員たちの視線が画面にくぎ付けに。その少し前、堀江容疑者と社内ですれ違った社員の一人は「普段通りの様子だったが……」と言葉少なだった。
この社員は勤務先が買収され、ライブドアの一員になった。日常的に、ちょっとした連絡ですらメールでやり取りする社内の風土に、今もなじめない。「あいさつしても相手から返事がなく、言葉を交わすよりパソコン画面に向かう人が多い」。同僚が何を求めているのか真意を読み取れず、ストレスがたまる日々だったという。
社員はIDカードで管理され、顔見知りであっても、セクションが異なると全く交流がなかった。とりわけ、今回問題となったM&A(企業の合併・買収)の実行部隊「ファイナンス事業本部」には、他の部署の社員は出入りできない。
強制捜査以後、新しい仕事の受注が途絶え、看板業務のインターネット・サイトでは、重要な収入源である広告のキャンセルが相次いでいる。
「会社が沈む前に、抜け出したい。みんな自分と同じように、『どこかの企業が、部署ごと買い取ってくれないだろうか』と考えているはずだ」とこの社員は話した。
捜索後も「前向きに仕事をしていこう」と話し合う社員もいたが、業務受注は減る一方。逮捕の知らせに、「もう、この会社では働きたくない。どこかの企業に買い取ってもらいたい」という声も漏れた。
午後4時過ぎ、テレビに「社長聴取」のテロップが流れると、東京・港区の六本木ヒルズ森タワー38階にある同社内では、社員たちの視線が画面にくぎ付けに。その少し前、堀江容疑者と社内ですれ違った社員の一人は「普段通りの様子だったが……」と言葉少なだった。
この社員は勤務先が買収され、ライブドアの一員になった。日常的に、ちょっとした連絡ですらメールでやり取りする社内の風土に、今もなじめない。「あいさつしても相手から返事がなく、言葉を交わすよりパソコン画面に向かう人が多い」。同僚が何を求めているのか真意を読み取れず、ストレスがたまる日々だったという。
社員はIDカードで管理され、顔見知りであっても、セクションが異なると全く交流がなかった。とりわけ、今回問題となったM&A(企業の合併・買収)の実行部隊「ファイナンス事業本部」には、他の部署の社員は出入りできない。
強制捜査以後、新しい仕事の受注が途絶え、看板業務のインターネット・サイトでは、重要な収入源である広告のキャンセルが相次いでいる。
「会社が沈む前に、抜け出したい。みんな自分と同じように、『どこかの企業が、部署ごと買い取ってくれないだろうか』と考えているはずだ」とこの社員は話した。