9・11映画「ユナイテッド93」に遺族から支持の声
4月18日、9・11映画「ユナイテッド93」に遺族から支持の声が上がっている。写真は2004年9月、93便犠牲者の慰霊碑を訪れる遺族ら(2006年 ロイター/Jason Cohn JC)
[ニューヨーク 18日 ロイター] 米同時テロのハリウッド映画化について、時期尚早ではないかとの論議が行われる中、米ペンシルベニア州に墜落したハイジャック機を題材にした映画「ユナイテッド93」に対して、遺族の間から支持の声があがっている。
来週、トライベッカ映画祭で初公開される「ユナイテッド93」は、2001年9月11日にハイジャックされたユナイテッド航空93便の離陸から墜落までを実時間で克明に再現する話題作で、観客から否定的な反応があったとして、あるニューヨークの劇場では予告編の上映をもストップしたほど、物議を醸している。
しかし、ユナイテッド93便で息子を失った遺族の女性の1人は、この映画を見るのはとても辛かったが、多くの人に伝えるべきストーリーであると同作品を支持。「1-2年前では辛すぎたと思うけれど、ちょうど良い時期だと思う」と語っている。また同じく兄弟を亡くした男性も、制作会社が公開週末の興行収入の10%をユナイテッド93便の犠牲者の慰霊碑建設のために寄付することを約束していることに言及し、「悲劇をネタに不当に利益を上げようとしているとは思わない」と述べている。
この作品の制作にあたって、プロデューサーらは、何時間にもわたって遺族に話を聞き、俳優たちの演技のベースとなる資料を作成したという。
こういう映画って被害にあわれた方には
つらいけど
事実をちゃんと伝えておくって
記憶にとどめて忘れないでおくことも
必要なのかな?とも思うけど
わざわざつらい思いをしたくない
って気持ちもわかるしなぁーー