SERVEL FIVE ~これからの街“ふじみ野”で働く社長~

『株式会社ケーズワイ』&『居酒屋煮こにこ』の代表土屋がお届けする、仕事や趣味話などを勝手気ままにお届けするブログです

脳梗塞という病気

2014-01-28 13:25:39 | 健康、ダイエット
これまでの人生において、

良い意味でも悪い意味でも影響をうけた人が、

先日、脳梗塞で倒れた。


プライドの高い人だから、

面会はどうしたものかと迷っていたけど、


『行ってあげて!』


と、現在寄り添っている人から頂いたので、

昨日、お見舞いに行ってきた。





どうやらこうなること、

本人は解っていたようだ。






先々月に会った時、

以前に比べると痩せ細っていたから心配していた。



暮れになるころには真っ直ぐ歩くことが困難になり、

病院へ行くように強く促したが、

箸が上手く持てなくなっても病院に行くことを拒んでいたという。


約20年前から糖尿病を患っており、

病院に行けば即入院と思っていたのだろう。


しかし、

初期症状の時に病院へ行っていれば、

もっと軽く済んだだろうに。




ホント、

昔から他人に迷惑をかける人だ。

そしてこれから、

もっと迷惑をかけるのであろう。


そんなことを考えながら、

教えてもらった病院へ向かった。




病院に着くと流行のインフルエンザの影響か、

それとも病人が多いのか分からないが、

マスクをした人でフロアは溢れていた。


ついつい、

『ここは野戦病院か?』

と思ってしまったほどの光景。



総合病院に入院施設も完備しているので、

人が多く集まるのだろう。

前日に北欧の病院と日本の医療について、

話していたことが頭をよぎった。




病室に入るとちょうどその人は寝ていた。

起こしちゃいけないと思い、

そっと、ベット脇のパイプ椅子に腰をかけた。


寝顔を久しぶりに見ると、

やはり過ぎた年月を感じる。


『こう見ると結構、歳とったな』

私と14歳離れているその人は、今年で55歳になる。


誰か居る雰囲気を察したのか、

『ん~~~』と言いながら目を覚ました。


私が声をかけると聞こえていない様子。

というより、

右側からの音は聞こえないのだとすぐに分かった。

反対側から覗き込むと、

少し驚いた表情で私を見つめた。


最初は誰か解っていないようだったが、

病院で購入したマスクを取ると、

理解したようだ。


インフルエンザが流行している影響で、

病院に入る際、マスクを着用することが、

ルールとなっているらしい。

持ってきていなかった私は強制的に20円で購入させられた。



その人は、

『あ~』だ『う~』だ言っていた。

話したいことが言葉にならず、

イライラしている様子。


私が、

『大丈夫だよ、ゆっくり時間をかけて練習しな』

というと、

なにか口をモグモグさせていた。


『これからリハビリとか大変だな』

と言うと、

『あ~』と応えていた。


自分に置き換えて、

話したいことを上手に話せないことや、

動きたくても動けない状態を考えるとすごく辛かった。



そんな辛さに耐え切れず、


『仕事の途中だからもう行くわ』

『また近くに来た時、寄るよ』


と言い、病室を後にした。




これからどこまで回復するのか、

それは解らないけど、

いろんな悪い事が重ならなければ良いなと思う。



せっかくこの前、

『命の授業』を聞いてなにかを感じたはずなのに、

なんて言葉をかけていいのか全く解らなかった。


それは次回まで、自分なりの宿題。



近くに寄った時、

また顔を出してみようと思う。



今は辛いし悔しいかもしれないけど、


いずれ、

来てくれて嬉しいと思える日が来るだろうから・・・












コメント
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