犬の散歩で調整池へいった。水辺の草にトンボがとまってた。ピントが難しくてもたもた、ズリズリ(犬にひっぱられる)していて、ふとみたら、角張った茎はサンカクイ
花が咲いている。
ちぎってみた。三角だ。スポンジみたい。△だからサンカクイ。
080926のいけ花の花材にフトイがあったが、フトイは断面が○。
向こうに見える島には、よく、バンのつがい(番)がいる。出てきてハスの葉の上を軽々と歩いていたりするのだけれど、今日は見えない。
サンカクイは水辺を楽しくする、池によく合う和の感じの植物だな・・・と思う。
サンカクイ Schoenoplectus triqueter (L.) Palla
分類:単子葉植物綱 カヤツリグサ科 ホタルイ属
花期:7~10月
分布:暖帯、温帯:日本全土、欧亜大陸全般
特徴:湿地に生える。多年草で細長い地下走出枝を引く。桿は走出枝の各節からおおむね単生。三角形。高さ50~120cm。巾5~9mm。
欧亜大陸という言い方があるのか。意外と分布の広い植物だった。種名のtri~というのは数字の3に関係ありかな? このところ学名を見るようにしているのだけれども、ラテン語の意味がわかると面白いんだろうな。
昨年、O先生の植物観察会にイギリスから参加の方がおられて、「この植物は何、特徴は何々・・・」という解説に加えて先生が学名をおっしゃると、彼はすぐに理解されて、「同じあるいは近縁の植物がイギリスにもある・・・」などと楽しそうに話がはずんでいた。楽しさを共有できるのは、お二人とも植物が好きで詳しくて学名を知っているからなんだ。それを近くで見ながら、学名ってのは世界共通っていうのが何か実感としてわかったように思えた一日だったの思い出した。
参考 原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ 単子葉類 保育社