犬の散歩に行った。近くのセンターの裏、ポプラの小道。もう落葉が始まっていた。短い小道だけどいい道だな。
ポプラの葉は、少しの風でもさわさわ揺れる。そこがいい。
秘密は葉柄にある。
ポプラの葉柄
付け根は、腋芽があるので少しくぼんでハート型。1cmほどで、左右に押しつぶされたような扁平になる。
葉身と同じくらい長い。
長さより幅が長い 尖りおにぎり型の葉身に達すると すぐさま薄くなって葉に溶け込み、普通の葉脈になる。
葉柄が扁平だから、葉身は上下には動きにくい。けれど左右にはくねくねと良く動く。そしてまた くねくねと よくねじれる。
それで、さわさわ、ひらひら葉が動く。
セイヨウハコヤナギ 別名ポプラ、イタリアヤマナラシ
Populus nigra L.var. italica (Duroi) Koehne
ヤナギ科 ヤマナラシ属(またはハコヤナギ属)
分布:ヨーロッパ・西アジア原産
公園や並木道などに植えられる
(まだ見たことは無いけれども・・・)日本のポプラ
北海道~九州の山地にヤマナラシが自生
樹形は卵型 樹皮は菱形の独特の模様を持つ
葉が揺れてぶつかり合い、カラカラと音が鳴るので、山鳴という。
参考:和田浩志 2004 小学館のフィールドガイドシリーズ22 葉で見分ける樹木 p.14