改インディペンデンス級「みくら」完成しました!
「ハイスクール・フリート」の第11話で武蔵と戦ったブルーマーメイドの艦です。
アニメでは艦名で呼ばれず「1番艦」と呼ばれていました。
改インディペンデンス級はアニメが始まってすぐの頃に一度「さるしま」を作りました。
しかし初の艦船模型だったこともありとにかく完成させることを目標に作っていたので
細かい部分に心残りや今の目で見直すとキツい部分などがあります。
その辺りのリベンジも込めて同型艦の「みくら」に挑みました。
ざっくりした製作方針は、
・ディテールは可能な限りはいふり版に寄せる
・はいふり版よりキットのディテールがカッコよかったらキットを採用
となります。
艦首からポイントをかいつまんでご紹介します。
VLSから艦橋にかけての手すりは
ブルーレイ特典ブックレットに載っている上面図を参考に接着しました。
ただ、アニメとキットではVLSなどの位置が微妙に異なるので
キットに合わせて上手い具合に収まるよう調整はしています。
艦橋や格納庫の構造物。
水密扉や救命浮標などをアニメに合わせて作り替えています。
機関砲や探照灯といったキットに付属しない小物は
自作なり市販パーツなりを使用して配置しています。
真横から。
赤ラインのつながりは寸分の狂いも無く完璧とは言えませんが
十分許容できる仕上がりになりました。
フライトデッキから艦尾にかけて。
バルーンや複合艇など力を入れた自作物が集中しています。
機関砲の後ろの壁に救命浮標を付けたりして
光を当てて覗かないと見えないような部分も作っています。
自作したバルーン。
HGUCガザCのバックパックをゲージにしてプラ板やジャンクパーツでスクラッチしました。
造形やマーキングで省略している箇所もありますが
大まかな雰囲気は出せたかなと思います。
バルーンは改インディペンデンス級の広いフライトデッキを適度に埋めることになり
作品全体の模型としての面白さも高めてくれます。
先に完成させていた「さるしま」と一緒に。
※左が「みくら」で右が「さるしま」です
窓の色が「さるしま」では黒すぎたと思って「みくら」ではグレーにしたものの
比較してみると黒なら黒で引き締まった雰囲気なのでどちらもアリのように思えます。
「さるしま」も「みくら」も私にとっては等しく愛着のある作品ですが
改インディペンデンス級としての作り込みは後発の「みくら」が上回っています。
資料の充実もあってアニメの3Dモデルにより近づけることができました。
もちろんディテールを盛れば模型として格上なんてことはないですし、
「さるしま」のスッキリ感もこれはこれで捨てがたいものがあります。
最後に記念撮影がてらにはいふりカメラ風のコラ画像です。
福内さんと平賀さんに登場いただきました。
海に生き、海を守り、海を往く!それがブルーマーメイド!!
■カラーレシピ
ホワイト:グレートーン4
グレー:グレートーン3+スノーライトグレー
ブラック:ウイノーブラック+グレートーン1(シュペーのホーサーリールと一緒)
レッド:ブライトレッド+ローズディープレッド少量
各部の丸い穴:エナメルダークグレイ
艦橋の窓:エナメルダークグレイ+エナメルライトグレイ
バルーンオレンジ:オレンジ+ハーマンレッド+グレートーン4少量
バルーン赤ライン:シャインレッド(クリアデカールに塗って貼付け)
バルーングレー:ジャーマングレイor莉緒ちゃんで使ったカーディガン色
■スミ入れ、ウェザリング
うすめ液でシャバシャバに薄めたエナメルダークグレイで1回コート
窓から垂れた汚れはウェザリングマスターのススを先が尖った綿棒でこすり付け
■使用ディテールアップパーツ
・フライホーク 日本海軍艦艇用 水密扉
・フライホーク 現用米海軍手すり(5本手すり)
・テトラモデルワークス 海自・手すり セーフティーネット(3本手すり)
・ファイブスター WWII米海軍 フローターバスケット&浮き輪
・ビッグブルーボーイ 米海軍 Mk.38 MOD2 25mm砲
・KAモデルス 日本海軍艦艇用水密扉セット(艦尾の扉、窓を0.3ミリドリルで開口して使用