しゃけこさんの市場日記ブログ

築地場外市場の天然鮭専門店「昭和食品」の店主しゃけこが綴る…築地市場のこと、鮭のこと、鮭おにぎりレシピ満載のブログです!

vol82 フレーク作り1 塩漬胡椒入り、時鮭フレーク

2020-01-27 08:31:25 | 鮭おにぎり100
おはようござい!
築地場外市場で鮭専門店を営む、通称“しゃけこ”と申します。鮭日記ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今日は「vol82 フレーク作り1 塩漬胡椒入り、時鮭フレーク」についてです。

最近、鮭フレークについての問い合わせが多い。

昨年、ずいぶん探した挙げ句に、美味しそうな瓶詰めの紅鮭フレークを見つけたので販売してみた。これが思ったより需要がありフレーク人気に改めて驚いたのだが、そうこうしているうちに、ニチレイフーズさんのホームページで、フレークの作り方を監修させていただくことになった。
鮭屋なので毎日のように鮭を食べていても、意識下にあって見過ごしていた問題点が洗い出せて、何度も試作することになった。ずいぶん勉強になったと思う。

年が明け、「マツコの知らない世界」という番組から問い合わせをいただいた。フレークについてご存知かと問われ、商品化されたものについては批評できるほどではないが、自分で手作りする話ならお答えできます」と返答したところ、それきり連絡はなかった。
だが、良いきっかけになり、改めて鮭フレークを手作りしてみようと思った。

そんな折、お向かいの奥に新しく出来たお店の若い人が、毎週日曜日に「生コショーの味見をしてみませんか?」と、通行く人に声を掛けている。
気になって、私も味見をしてみたら、これは鮭に合うなと思った。

火を入れずに供したほうがよいと、コショーの売り手にアドバイスをもらって、あらかじめ焼きほぐした鮭を木べらでさらに細かくほぐし、最後に塩漬胡椒を捏ねずにさっと混ぜただけである。
それが功を奏したのか、なかなか気の利いた一品となった。

鮭フレークづくりが、にわかに楽しくなってきた。


当店のHPも、ぜひ御覧ください。
お世話になったあの方へ、最高級の時鮭を贈りませんか?
昭和食品「時鮭のご贈答

築地 鮭の店 昭和食品 
104-0045 東京都築地4-13-14 >>グーグルマップ
tel/fax  03-3542-1416




鮭おにぎり vol.81 時鮭の若おい昆布巻きおにぎり

2020-01-23 08:22:23 | 鮭おにぎり100
おはようござい!
築地場外市場で鮭専門店を営む、通称“しゃけこ”と申します。鮭日記ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今日は「鮭おにぎりvol.81時鮭の若おい昆布巻きおにぎり」についてです。

太宰治の故郷、青森県の津軽地方、金木を訪ねる。
生家の斜陽館は、ピカピカに磨き上げられた木床が足に冷たくて、
津軽の寒さを実感。
金木では津軽三味線館を聞き、帰途は津鉄(津軽鉄道)のストーブ列車でスルメを焼いてもらい、日本酒と共に心温まるひと時を過ごした。

金木で買ったものは、太宰も愛したという“若生(おい)昆布”の塩漬けで、
パッケージを開けてみると、まだ生えたての薄い昆布の塩漬けを、
薄くのしたものであつた。
これを、まな板に載せてご飯を真ん中に盛り、
焼き鮭を芯にしてきっちり巻いておにぎりにする。

昆布は噛み切れる薄さ。
ご飯に旨味が滲みて、噛むほどに味わいが広がる。
鮭とは相性が良く、とりわけ脂が多くてジューシーな時鮭が合う。



当店のHPも、ぜひ御覧ください。
お世話になったあの方へ、最高級の時鮭を贈りませんか?
昭和食品「時鮭のご贈答

築地 鮭の店 昭和食品 
104-0045 東京都築地4-13-14 >>グーグルマップ
tel/fax  03-3542-1416