こんにちは! 築地の昭和食品です!
サステナビリティ(持続可能性)の重要性が叫ばれる昨今、築地場外市場でも様々な取り組みをしています。
昭和食品でも市場の取り組みに賛同して当店にできる取り組みを考えました!
それが「しもつかれ大作戦!」です。
「しもつかれ」とは、栃木県を中心とした北関東に伝わる郷土料理で、鮭のアラを最後まで食べ尽くすという、まさに無駄のないサステナブルな料理といえるでしょう。
ただ単に廃棄物を減らすという事だけでなく、私たちは命をいただいて生きていますので、最後まで無駄なく食べ尽くしてあげることが大事なことではないでしょうか。
昭和食品ではその「しもつかれ」の商品化にむけて取り組んでいこうと考えております。
築地鮭の店 昭和食品は、 農林水産省のサステナアワード2024に参加しました。
そのときに制作した動画を紹介させていただきます。
タイトル:『しもつかれ大作戦!〝へらそうごみ” 今、私に出来る事。』
A 地域のゴミを減らすために 昭和食品は築地場外市場で鮭専門店を営んでいます。 2024年12月、築地場外市場はゴミ問題解決に向け、スマートゴミ箱……通称“smaGO“を設置します。 (smaGOとは、「海のゴミを、街のゴミから減らしていく新しいゴミ箱」。太陽光で稼働し、自動圧縮、空き容量を自動通知して回収のムダを無くします。)
B 個店に出来る事は何? そんな市場の取り組みに賛同し、個店にできる事は何か、考えています。 塩鮭一尾の廃棄率(アラ)を量る。 頭は15%。頭・尾・骨を合わせれば全体の40%が廃棄分である。例えばひと月に3キロの鮭を100尾捌くとすれば、300キロ×0.4=120キロは廃棄量。 ↓ 鮭専門店である当店は、鮭の頭を捨てないで加工食品の製造にチャレンジ 北国に伝わる郷土料理“しもつかれ”を試作、商品開発へ向けての取組。
C 郷土料理に学ぶ、魚の捨てる部分をなくす商品開発 昔、鮭は貴重なタンパク源であり、余すことなく食べ尽くした。特に鮭頭は栄養満点(ビタミンD:骨の成長を助ける、ビタミンB12:貧血予防になる)である。 ・しもつかれは、日本の上越・北関東地方では、2月の初午にお稲荷さんに供えた後、ご近所のしもつかれを食べ歩くと長寿にめぐまれるという言い伝えがある。 ・主な材料は、刻んだ塩鮭のほ頭・節分の豆・大根の鬼おろし・酒粕。 ・料理のポイントは、水を加えずじっくり煮込む事。 ・滋味深い味わいである。
D 国産水産物の魅力を引きだし、消費拡大を目指す ・2024年北海道近海の海水温は9月上旬まで平年より2〜4度高く、鮭漁は近年にない不漁となる。9月20日現在の秋サケ沿岸漁獲尾数は前年同期比36%減の187万383尾。 ↓ 昭和食品は天然鮭(国産水産物)を商う鮭専門店。天然鮭の魅力を引きだし、消費者に魅力を伝えいきたい。 E 有限会社昭和食品は、しゃけを味わい尽くす方法を模索し続け、商品化につなげてまいります。この活動が、ひいては地域のごみを減らし、国産水産物の消費拡大につながることを信じ、前進してまいります。