詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

いじめられている子供達へ

2011年03月03日 | オリジナルポエム
いじめられている子供たちへ
~オリジナルポエム~


「どうしてみんな僕のことをいじめるの?ぼくがなにか悪いことをしたの?もういやだよ・・・哀しいよ苦しいよもう死んじゃいたいよ!!!天国へいけば、幸せになれるの?」


ちょっとまって
深呼吸して1・・・2・・・・3・・・
そこに座り込んでみて

耳をすませてごらん?
たくさんの蝉の声が聞こえるね・・・・
せみは地中のなかでずっとずっと長い間
外にでるのをまっていて
やっと外に出られたら、ひと夏で死んじゃうんだよ・・・
それがせみの一生なんだよ
でも一生懸命生きているよね

カブトムシや、かげろうだってみんなみんな
人間より早く死んじゃうんだよ・・・

君は本当に一人ぼっちなのかな?

お父さんや、お母さんや、兄弟は?

お父さんとお母さんは
君が生まれたときにすごくすごく喜んだと思うよ・・・

この世で一番の宝物を神様から授かったって、大事に
しなきゃって思ったと思うよ・・・・

つらいこと
苦しいこと
嫌なこと
たくさんあるよね・・・・

今の君には
重たい重たいくさりや重りがついているから
元気に前を向いて歩けないんだよね・・・・

でも君をいじめている子の心の中にも
黒くて重たい重りがあるんだよ・・・・

だからって人にあたったり、意地悪しちゃだめだよね・・・


人生ってわかるかな???

これから君が大人になるまでの
長い長い時間のこと

大人はよく人生を長い上り坂ってたとえるけどね・・・


君は星をみたことあるかい?

あの星たちは、何千年、何億年も前から輝いているんだよ

それに比べたら人間の一生なんて短いよね

今君が苦しいのは
神様がくれた試練なんだよ

神様が君にだした宿題なんだよ・・・

これから君が長い間
その人生を一歩づつ前に進むための
大切なお勉強のひとつなんだよ・・・

君は決して一人ぼっちじゃないよ。

まず耳をすませて
自分の心とお話しをしてごらん??

自分は自分の味方でしょ・・・・?

君が死んだら 家族がどんなに悲しむのか・・・

逆に考えてごらん・・・・
いま君の家族が死んじゃったら君は悲しくないかい???
君は泣かないかい?

自分がなにかをやろうとしたとき相手の立場にたって考えるって難しいけどとても大切なことなんだよ・・・・

今は、足のおもりが大きくて取り外せなくて
歩きにくいと思うけど・・・・

君が君自身が強くなれば楽に歩けるようになるから

それでもどうしてもつらかったら「逃げるが勝ち」っていうのもあるから、きちんと両親にお話をしてごらん・・・

時間が解決するってこともあるんだよ・・・

人生ってちょっと難しいけど
死んでしまったらすべてが終わっちゃうんだよ・・・

病気でもっともっと生きたいって思っている子ども達がこの世界には、たくさんたくさんいるんだよ・・・・

今君はつらいけど
それを自分の力で乗り切れば
それが大きな自信になるから・・・

同じような境遇な子がいたら
助けてあげられるよね。

君は、まだ、子どもなんだから、未来は無限に広がっている。

嫌なことがあったら、
大きな声を出してごらん!!
すっきりするから・・・・


でもね一つだけ覚えておいて・・・・


自分の人生は自分のものだから
よ~く考えて自分自身で決めるんだよ

あとあと、それを人のせいにしたり、
後悔したりしないようにね・・・・・

君は君として生まれてきたんだから

人生という舞台の上で
正々堂々と戦えるように・・・・・

大丈夫・・・・君にはきっとそれができるさ・・・

僕は君を信じているから
今までも・・・そしてこれからも・・・

すっと君を見守っている
君の影だからね・・・

君が陽の当る場所を歩み続けている限り
僕は君の傍にいるよ・・・・

がんばらなくていいんだよ・・・
がんばるスピードなんて
みなそれぞれちがうから
それが個性ってものだから・・・

夢を描いてごらん

自分の夢が有るだけで
それはすごいパワーになるからね

ほらどうだい???

少しづつ重りが軽くなったでしょ・・・・・・

傷ついたり、落ち込んだろするのは自分の心が決めることだから

さぁ・・・まっすぐに前を向いて

卑怯な奴らはおいてけぼりにして
君の人生を楽しもうよ




小説「時空恋話~JIKUU-RENWA~No.11

2011年03月03日 | 小説「時空恋話」
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第十一章 アクシデント

それはちょうど化学の時間だった。
通常は、講師が用意をするものなんだが、講師が忘れ物に気がつき、
ちょうど、そばをとおりがかった宏幸と紗枝に先に、教室にもっていくよう頼んだのだった。

決して危ない溶液があったわけではない。
二人とも慎重に運んでいるはずだった。

「紗枝~」
理奈の声が聞こえてふいに紗枝が振り向いた瞬間。

それは運悪くセンター広場の階段の一番上の段だった・・・
ツル・・・・ さらに運悪くさきほどまで雨が降っていた。
そこで紗枝は足を滑らせてしまったのだった・・・・・

「紗枝さん危ない!!!」

「紗枝!!!」

宏幸はとっさに紗枝を支えそのまま自分が下敷きになって階段から落っこちた

「いて・・痛い!!」

二人は起き上がると互いの体が入れ替わっていた・・・・・

なんてことはなかったが、宏幸は顔をゆがめ足を胸にかかえしゃがみこんだ。

「大丈夫!宏幸さん!!理奈・・・救急車呼んで!!!」

やがて
ピーポーピーポー
明るい陽だまりの中を救急車のサイレンが鳴り響いた。


~第十二章「風にのって」はこちらから~
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