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時空恋花~JIKUU-RENWA~を最初からお読みになる方は、こちらからお願いいたします。
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第十四章 そして・・・・
紗枝はまだ、宏幸のいうことが信じられなかった。
信じたい!でも、どだい無理なことだった。
未来から来た人間が今自分と同じように生活をしているなんて
そして、紗枝はその後、宏幸が退院するまで一度もお見舞いに行かなかった。
やがて宏幸は夏が来るころに退院をし、学校にも復帰をした。
「宏幸くん・・・久し振り少し痩せた?」
キャンパスをとぼとぼ歩いていると理奈が声をかけてきた。
「うん・・・病院の食事質素だったからね・・・」
「・・・・・」
「理奈さん・・・・紗枝さんはまだ僕のこと怒ってるの?」
「宏幸君、何を怒らせたの?紗枝は何を聞いても教えてくれないし・・・」
「原因聞いてないの?」
「聞かないでっていうから」
「・・・・」
その一言で、すごく落ち込んでいた宏幸の心に小さな明かりが灯ったようだった。
(嘘だと決めつけていたけどそれを言いふらしたりする子じゃないんだ・・・)
「今日のこの後、紗枝さんと逢えるように取り計らってもらえないだろうか?」
「いいけど・・・・あ・・・紗枝!!」
ちょうど二人が話をしているところを紗枝が通りかかった。
紗枝は宏幸の顔を見るなり走り去ろうとしていた・・・
「紗枝さん・・・・待ってくれ!!僕も君が・・・・君が好きだ!大好きだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「な・・・何を言い出すんだ!!沢田・・・・」
モニターの向こうで柿谷が真っ青になった。
幹部の柿谷はこの頃レポートが途絶えがちの宏幸の様子をみるために少し前から
宏幸のまわりに飛ばしていた超小型モニターで見ていたところだった。
「・・・・・あれほど恋をしてはならないと言ったのに」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「宏幸さん・・・・」
「紗枝さん・・・・」
「お邪魔虫は消えるわね・・・・」
というと理奈はそこからそっと離れた。
「紗枝さん。二人っきりで話がしたい。今から話すことは信じられないけど、真実なんだ・・・・」
「・・・・・・・。」
二人の姿を夕日が何も気づかないように照らしていた
第十五章「ルネサンス」はこちらから
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/62f9fc1b3b3acb6266c36b6e009e1af3
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信じたい!でも、どだい無理なことだった。
未来から来た人間が今自分と同じように生活をしているなんて
そして、紗枝はその後、宏幸が退院するまで一度もお見舞いに行かなかった。
やがて宏幸は夏が来るころに退院をし、学校にも復帰をした。
「宏幸くん・・・久し振り少し痩せた?」
キャンパスをとぼとぼ歩いていると理奈が声をかけてきた。
「うん・・・病院の食事質素だったからね・・・」
「・・・・・」
「理奈さん・・・・紗枝さんはまだ僕のこと怒ってるの?」
「宏幸君、何を怒らせたの?紗枝は何を聞いても教えてくれないし・・・」
「原因聞いてないの?」
「聞かないでっていうから」
「・・・・」
その一言で、すごく落ち込んでいた宏幸の心に小さな明かりが灯ったようだった。
(嘘だと決めつけていたけどそれを言いふらしたりする子じゃないんだ・・・)
「今日のこの後、紗枝さんと逢えるように取り計らってもらえないだろうか?」
「いいけど・・・・あ・・・紗枝!!」
ちょうど二人が話をしているところを紗枝が通りかかった。
紗枝は宏幸の顔を見るなり走り去ろうとしていた・・・
「紗枝さん・・・・待ってくれ!!僕も君が・・・・君が好きだ!大好きだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「な・・・何を言い出すんだ!!沢田・・・・」
モニターの向こうで柿谷が真っ青になった。
幹部の柿谷はこの頃レポートが途絶えがちの宏幸の様子をみるために少し前から
宏幸のまわりに飛ばしていた超小型モニターで見ていたところだった。
「・・・・・あれほど恋をしてはならないと言ったのに」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「宏幸さん・・・・」
「紗枝さん・・・・」
「お邪魔虫は消えるわね・・・・」
というと理奈はそこからそっと離れた。
「紗枝さん。二人っきりで話がしたい。今から話すことは信じられないけど、真実なんだ・・・・」
「・・・・・・・。」
二人の姿を夕日が何も気づかないように照らしていた
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