恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
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第十五章 約束~NO.23~
SAB株式会社は、自社工場をもっていて、その工場が、ゴールデンウィーク中は稼動しないことから、俺達は、10日間の休みを与えられた。
まぁ、会社にいったところで取引先の会社もほとんど休んでいるから意味がなかった。
俺は、10日間の間、ほとんど寝て過ごしてた。
外にでる気力は全くなかった。街にあふれた恋人同士の姿を目の当たりにしたら、それこそ発狂しかねないと思った。
パソコンのオンデマンドでいくつもいくつも映画を見た。
夏帆と付き合いはじめていてからずっとやめていたタバコも吸い出した。
でも酒もタバコも俺の心は決して慰めてくれなかった。
「男のほうが、失恋するとひきずるって何かの本で読んだけど。本当なんだな。
俺って、こんなに女々しい奴なんだ」
長かった、ゴールデンウィークが明けて、本当の意味での仕事が始まった。
新入社員は、覚えることがたくさんある。ビジネスマナーから、挨拶周りまで
毎日毎日、先輩社員についてまわりたくさんのことを教わった。
仕事をしているほうが気が楽だった。
夏帆のことを考えずにすむからだ。
それから2週間が過ぎた頃だった。
終業終了時刻近くに、俺の内線が鳴った。
「はい、営業一課松岡です。」
「松岡君?久しぶり?松井です。」
受話器の向こうから、懐かしい声が聞こえた。
「あ・・・。おぅ・・ひ・・久しぶり」
「内線じゃ、しゃべりにくいから、お昼休みに携帯に電話くれない?」
というと松井は、すばやく自分の携帯の電話番号を俺に告げた。
俺は、昼休みを告げるチャイムを耳にするとすぐに百合菜に電話をした。
「あ、もしもし、松岡君。明日、会社帰りちょっと付き合ってくれない?残業自粛日でしょ?」
うちの会社SAB株式会社は、社員のリフレッシュのために毎週金曜日は、残業自粛日だった。
「あぁ・・・いいけど。どこに?」
「研修の最終日に約束したところ。じゃあ、会社終わったら、最寄駅で待ってるね」
「了解。」
百合菜と俺は、会社の最寄駅から、電車に乗って、東京湾の見える駅で降りた。
高層ビルの間から磯の香りがした。
「ずっと、前から来たかったんだけど。なかなか、一人でくる勇気がなくて・・・」
いつもより、明るめの色のスーツを着込んでいる百合菜のあとを俺は、黙ってついていった。
ちょうど、夕暮れ時だった。夕日に照らされて俺たちの影は、アスファルトの上に長い影を作っていた。
長い階段を上り終えると、そこは、目の前に東京湾が広がる遊歩道だった。
百合菜は、その少し小高い丘の真中のお墓の前で立ち止まった。
**NO.24 第十六章「神崎龍」へつづく**
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/6099f30ec253647586e75cbfb6acfa6e
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まぁ、会社にいったところで取引先の会社もほとんど休んでいるから意味がなかった。
俺は、10日間の間、ほとんど寝て過ごしてた。
外にでる気力は全くなかった。街にあふれた恋人同士の姿を目の当たりにしたら、それこそ発狂しかねないと思った。
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夏帆と付き合いはじめていてからずっとやめていたタバコも吸い出した。
でも酒もタバコも俺の心は決して慰めてくれなかった。
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それから2週間が過ぎた頃だった。
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「松岡君?久しぶり?松井です。」
受話器の向こうから、懐かしい声が聞こえた。
「あ・・・。おぅ・・ひ・・久しぶり」
「内線じゃ、しゃべりにくいから、お昼休みに携帯に電話くれない?」
というと松井は、すばやく自分の携帯の電話番号を俺に告げた。
俺は、昼休みを告げるチャイムを耳にするとすぐに百合菜に電話をした。
「あ、もしもし、松岡君。明日、会社帰りちょっと付き合ってくれない?残業自粛日でしょ?」
うちの会社SAB株式会社は、社員のリフレッシュのために毎週金曜日は、残業自粛日だった。
「あぁ・・・いいけど。どこに?」
「研修の最終日に約束したところ。じゃあ、会社終わったら、最寄駅で待ってるね」
「了解。」
百合菜と俺は、会社の最寄駅から、電車に乗って、東京湾の見える駅で降りた。
高層ビルの間から磯の香りがした。
「ずっと、前から来たかったんだけど。なかなか、一人でくる勇気がなくて・・・」
いつもより、明るめの色のスーツを着込んでいる百合菜のあとを俺は、黙ってついていった。
ちょうど、夕暮れ時だった。夕日に照らされて俺たちの影は、アスファルトの上に長い影を作っていた。
長い階段を上り終えると、そこは、目の前に東京湾が広がる遊歩道だった。
百合菜は、その少し小高い丘の真中のお墓の前で立ち止まった。
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