恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
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第二十一章 共犯者~NO.32~
俺と百合菜と高井と粕谷は、会議室で辞令をもらった。
俺と目が合うと百合菜は、誰にもわからないように小さく微笑んだ。
秘密を共有している共犯者だけがわかる微笑みだった。
会議室を出ると高井が俺の肩をポンと叩いた。
「よ・・・松岡係長!せっかくだから今日、俺達4人でお祝い会でもしねぇか?
すごく日本酒のおいしいお店があるんだよ。俺のいきつけに」
「いや・・・俺は・・・・」
と俺が高井に断る前に、百合菜が言った。
「ごめんなさい。高井君。私、昨日まで風邪でダウンしていたから・・・」
「そういえば・・・」
というやいなや高井は、百合菜の前髪を軽くどかし、百合菜のおでこに手を当てた。
「何するの!」
百合菜は、すばやく飛び下がった。
「まぁ熱はないみたいだな。そんなにイヤがらなくてもいいだろう。同期なんだから」
「同期だって、やっていいことと悪いことがあるでしょ!」
「なんだ、松井も日本の会社勤めのバカOLのように『セクハラで訴えるわ』とか言うのか?」
というとニヤニヤと笑った。
「セクシャルハラスメントは均等法第11条で、「職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されること」と規定されているから、ある意味セクハラで訴えることはできる。でも私は、そんなリスクの高いことしないわ」
と軽く百合菜は高井をにらんだ。
「そっか。俺は、また、松岡と二人っきりで昇進祝いでもするのかと思ったよ。」
というと俺と百合菜を交互に見た。
「じゃ。また、今度な」
高井は、わざとらしく百合菜の肩を叩くと粕谷と連れ立って職場に戻っていった。
「ねぇ、裕樹、高井に見つかるとうるさいから、今日は、お店現地集合にしよう。」
高井の言ったとおり、俺と百合菜は、今日、二人で昇進祝いをしようと予定しているのだった。
「了解。じゃ、適当に仕事切り上げて店に向かうよ。」
というと、俺と百合菜も銘々自席に向かった。
**NO.33 第二十二章 「KISS」へつづく**
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/938115e5942eba1a5bb28b8570989881
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俺と百合菜と高井と粕谷は、会議室で辞令をもらった。
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