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http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/b1b75acadb8e4a24315a0b4a8f75c1c2
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第五章 撮影二日目(映画のシーン)
●殴りあう秀と翔
翔「なんだって!?俺だって理奈が好きなんだよ!!」
秀「お前よりもずっと前、大学に入ったときから俺は理奈が好きだった」
翔「お前には理奈は渡さない!!」
秀「お前には負けない・・・」
二人のとっくみあいは、とても演技とは思えないほどの迫力だった。
礼「やめろよ。二人とも、君達の気持ちはわかったけど大切なのは、理奈の気持ちだろう」
と礼が冷静に割り込んできた。
礼「理奈・・・秀、翔、そして僕は、君が好きなんだ・・・理奈は好きな人はいるのかい?こんなことみんなの前で聞くことではないけど・・・率直に答えてほしい」
理奈「私は・・・・私は・・・・」
佳織「ひどい!!礼!!私はあなたが好きだったのに」
その場を駆け出す、佳織
理奈「佳織!!」
シナリオにはこう書いてあった。
『秀、翔ごめんなさい。私は、ずっと礼のことが好きだったの』と・・・
(そう昨日までだったら、そう言えていた。
でも・・・小さいときからずっと秀と翔がそばにいてくれた。誰かにいじめられるとかならず秀と翔が守ってくれた。秀も翔も好きだった。だけどどちらかを選べば、3人の関係が崩れるから、私はきっと自分の気持ちに嘘をついていたんだ・・・)
「私は・・・・私は・・・・ごめんなさい!秀が好きです・・・最初は、礼が好きだったんだけど・・・昨日、秀に告白されてはじめて秀の気持ちがわかって・・・」
「ちょっとカットカット!!理奈ちゃんせりふ違うよ・・・・」
とあわてて部長が言い出した。
「でも、気持ちがなければ・・・私は佳織先輩みたいに演技が上手じゃないから、気持ちが前面にでないんです・・・すみません!!」
「秀!!このやろう!!協定をやぶりやがって!!理奈に告白するときは二人でしようって」
今度は本気で、翔が秀になぐりかかった。
「俺だって、ずっとずっと小さいときから、理奈が好きだった。でも理奈が礼先輩を好きだったから、見守っていたのに!!」
「殴れよ、気がすむまで、俺は卑怯で汚いことをした。でも理奈のことが狂おしいほど好きなんだ!!理奈以外この世の女性を、今もこれからも好きになる事はない・・・」
二人のあまりにも熱い争いにカメラマンは自然にカメラをまわしていた。
翔は、そのまま駆け出し、洋服のまま海の方に走っていき、いきなり泳ぎだした。
「翔!!」
とめようとする理奈を
「あいつがいつも、腹がたつと、走り出すの知っているだろ。あと、あいつが泳ぎが得意なのも・・・・あいつは俺よりも運動神経いいから、絶対にスポーツでは勝てなかった。それが悔しくて。取っ組み合いの喧嘩をしてもいつも負けるし・・・でも理奈への想いだけは負けたくなかった」
「ありがとう。秀・・・・翔・・・ごめんね」
~つづく~
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第五章 撮影二日目(映画のシーン)
●殴りあう秀と翔
翔「なんだって!?俺だって理奈が好きなんだよ!!」
秀「お前よりもずっと前、大学に入ったときから俺は理奈が好きだった」
翔「お前には理奈は渡さない!!」
秀「お前には負けない・・・」
二人のとっくみあいは、とても演技とは思えないほどの迫力だった。
礼「やめろよ。二人とも、君達の気持ちはわかったけど大切なのは、理奈の気持ちだろう」
と礼が冷静に割り込んできた。
礼「理奈・・・秀、翔、そして僕は、君が好きなんだ・・・理奈は好きな人はいるのかい?こんなことみんなの前で聞くことではないけど・・・率直に答えてほしい」
理奈「私は・・・・私は・・・・」
佳織「ひどい!!礼!!私はあなたが好きだったのに」
その場を駆け出す、佳織
理奈「佳織!!」
シナリオにはこう書いてあった。
『秀、翔ごめんなさい。私は、ずっと礼のことが好きだったの』と・・・
(そう昨日までだったら、そう言えていた。
でも・・・小さいときからずっと秀と翔がそばにいてくれた。誰かにいじめられるとかならず秀と翔が守ってくれた。秀も翔も好きだった。だけどどちらかを選べば、3人の関係が崩れるから、私はきっと自分の気持ちに嘘をついていたんだ・・・)
「私は・・・・私は・・・・ごめんなさい!秀が好きです・・・最初は、礼が好きだったんだけど・・・昨日、秀に告白されてはじめて秀の気持ちがわかって・・・」
「ちょっとカットカット!!理奈ちゃんせりふ違うよ・・・・」
とあわてて部長が言い出した。
「でも、気持ちがなければ・・・私は佳織先輩みたいに演技が上手じゃないから、気持ちが前面にでないんです・・・すみません!!」
「秀!!このやろう!!協定をやぶりやがって!!理奈に告白するときは二人でしようって」
今度は本気で、翔が秀になぐりかかった。
「俺だって、ずっとずっと小さいときから、理奈が好きだった。でも理奈が礼先輩を好きだったから、見守っていたのに!!」
「殴れよ、気がすむまで、俺は卑怯で汚いことをした。でも理奈のことが狂おしいほど好きなんだ!!理奈以外この世の女性を、今もこれからも好きになる事はない・・・」
二人のあまりにも熱い争いにカメラマンは自然にカメラをまわしていた。
翔は、そのまま駆け出し、洋服のまま海の方に走っていき、いきなり泳ぎだした。
「翔!!」
とめようとする理奈を
「あいつがいつも、腹がたつと、走り出すの知っているだろ。あと、あいつが泳ぎが得意なのも・・・・あいつは俺よりも運動神経いいから、絶対にスポーツでは勝てなかった。それが悔しくて。取っ組み合いの喧嘩をしてもいつも負けるし・・・でも理奈への想いだけは負けたくなかった」
「ありがとう。秀・・・・翔・・・ごめんね」
~つづく~