詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

第二十六話「どうしよう」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月06日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

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第二十六話「どうしよう」


帰り道
何度「どうしよう」と言っただろうか

「どうしよう、どうしようって言いながら、それだけ顔にやつきながら
言われたら、こっちにはノロケにしか聞こえないんですけど・・・」
とニヤニヤしながら紫苑が突っ込む。

「いや・・・だから、こんな高価なものもらうわけにいかないし・・・・」
「じゃ、当日、チケット代は払うとか・・・
でもいいんじゃん。お詫びにくれるっていうものを代金払うって言うのも
あまり受け取り手からしたら、気持ちいいもんじゃないしね・・・・」
まぁ確かに紫苑が言うことは正論だ。

「いいんじゃん。塾の全国模試も土曜日だし。まだ、夏休みに入っていないんだから一日くらい息抜きしても。」
う~ん。本当にこの親友は、私が押してほしいほうへ背中を押してくれる。
感謝

「え・・・でもさ・・・二人で出かけるんだよね。」
「まぁね。そうなんじゃないの?」
「私、庄司君と二人なんて無理だよ・・・何を話ししていいかわからないし!!」
「でも、バーガーショップで、すでに二人っきりで話ししてるんだよね?」
わざと紫苑はふたりっきりのところを強調する。

「星波さ~片思いしている男に、デート、それも好きなアーティストのコンサートに誘われたら、100人中99人は喜んでいくと思うんだけど。」
紫苑は、呆れたようなため息をつきながら言う。

「いやいや・・・だからデートじゃないって」
といいながら耳まで真っ赤になる。

「紫苑が一番よく知ってるジャン。私が片思い専門だって・・・・」
「う~ん。でも恋に恋する年でもなかろうに・・・
ま、そんなに考え込まずに楽しんできなよ♪じゃ、また明日ね!」

と言って、紫苑と別れた。



Subject:どうしよう
どうしよう!どうしよう!

紫苑に話をしたのと同じ調子で、私は、テンコちゃんのメッセージを送った。
絵文字は、汗マークと照れマークたっぷりで・・・・・

ほどなくしてレスが来る。

Re:びっくり
>ホッシーへ
おめでとう・・・って言ったらいいのかな?
ものすごい急展開でびっくりしているんだけど・・・・

そうだよな・・・と思う。
例の嫌がらせの話について、全く話さずにいきなりコンサートに誘われたっていったら、
当然こういう反応になるだろうし・・・・

>ホッシー
でもいいんじゃん。
小松崎瑠。私も好きだよ。
「愛」とか「蒼の時間」とか・・・・

>テンコちゃん
私は、勿忘草とか哀の街かな~

なんてたわいもないメールのやりとりの最後にテンコちゃんが言う。

>ホッシー
テストがんばってね!

そうだ!!まずテストをがんばらねば!!と思い、メールのやりとりを終了し、
早速、模擬テストの過去問をめくりはじめる。


第二十七話 久しぶりの・・・へつづく~



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