詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「途中下車」NO.60

2011年09月15日 | 恋愛小説「途中下車」
恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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第三部第四章「残骸」~NO.60~

私は、必死になって高井から逃れようとした、でも高井の力は強かった。
男の人の力ってこんなに強いんだ。
再び恐怖が全身をつつむ。

「ほら・・・・もっと力を抜けよ・・・」
「お前は、もう俺のものなんだよ。ゆうべ、俺の女になったんだ・・・」

今、自分がしていることをもし、もう一人の自分が見ていたら
きっと舌をかんで死ぬだろう・・・・

「あ・・・・・」
再び、痛みが下腹部を襲う・・・・・
昨日のような激痛ではないが、高井の動きにあわせて
痛みが身体を貫く・・・・・

下唇を強く噛み締めたせいか、口の中にさびた鉄の味が広がっていく。
いつの間にか泣いていたのだろう・・・次から次へと暖かい涙が
頬を伝わる。

痛みと恐怖と嫌悪感が混ざり合った地獄の時間。
どんな拷問だって、今の私よりはマシだろう・・・・・・

やがて高井の全身から力が抜け、私の隣にゴロリと転がった。

「どうした・・・・松井・・・いや、今日から百合菜って呼ぶことにするよ。
もっと、身体の力を抜いて、感じろよ・・・せっかく抱き合っているんだから。
俺はお前が気に入った。お前は、もう俺の女だ。誰にもわたさねぇからな。
松岡にも・・・・」
「ま・・・松岡君は?」
「あぁあいつもこの部屋に泊まっていたけど、お前と俺が抱き合っているのを見て、逃げ出していったぜ・・・・・」
ふと部屋の入り口を見ると砕けたコップの残骸があった。

**第三部 第五章「跡」~NO.61~へつづく**
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