序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

合掌

2011-03-13 08:23:10 | ブログ

激甚災害に指定された東日本大震災が発生した11日の昼過ぎから、この丸2日間テレビの震災情報に釘付けでした。

自宅で平日の午睡としゃれ込んでいたいた私は、いきなり暴れ馬の背中にいる様な感覚に襲われ目が覚めました。
慌てて外に飛び出た私が目にしたのは、家の前にある小学校の校舎とそれを取り囲む様にある木々の異様な揺れ方でした。

揺れが一段落して、周囲に被害の出なかったのを確認した私は、家に入りテレビをつけました。震源地近くの宮城岩手の様子がテレビの画面に映し出されましたが、さほどの被害があった様には見えませんでした。
そう、発生当時は震度7の揺れにも係らずビル倒壊の様な様子はなかったのです。

それと同時に大津波警報が発せられました。10メートル以上の津波になるとの情報でした。

でも、それは私の想像力を超えていたものなので現実感を持って受け取る事ができませんでした。

警報が出て予告の津波到達時間になって私が目にしたものは到底信じられないものでした。

201103130631

私は何のなす術もなく、ただテレビの前でこの光景を見ているだけでした。

凄まじいものでした。

家、車、あらゆるものを飲み込み、打ちこわす濁流は全てのものを根こそぎ持ち去って行きました。

まさしく今現実にその事が起こっているのですが、まったく現実感を持ちませんでした。

201103130630_2 地獄図でした。

現在、亡くなられた方が2000名を越すと言われてます。

これから捜索活動が本格化すれば、もっと犠牲者が増える予感がします。

とにかく亡くなった方達の冥福を祈ると共に、多くの生存者のある事を祈るばかりです。

合掌。


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