今回の地震で改めて、これまで自分は僥倖の中で生かされて来たんだと思い知らされました。
1946年生まれの私は、これまでも身近に大きな地震を体験して来ました。
初めて恐怖を感じた地震は1952年の十勝沖地震でした。
高台の日進小学校という母校のグランドに避難した幼い私が目撃したのは、三階建ての木造の校舎が大きくゆれ動く有様でした。
以後身近で起こったマグニチュード7以上の地震や津波を列挙しても、1960年のチリ地震に伴う津波、1961年の釧路沖地震、1962年の十勝沖地震等を体験しました。
その後の今回の東日本地震・阪神・淡路大震災・新潟中越地震・岩手宮城内陸地震等、日本列島を襲った大震災の数々は列挙の暇もありません。
私達はほぼ一年に一回の割合で大きな震災に遭遇しています。
そのいずれかが我が身に降りかかっても不思議は無い状況下に私達は暮らしています。
今後、どの様な事態が私を待ち受けているかは分かりませんが、今は演劇を志し、その志しを続行しうる現状の幸運に感謝したいと思っています。
自分の幸運の裏に存在する悲運を考えると心が重くてなりません。
悲運にも今回の震災にあわれた方々に、心からの哀悼を現すと共に、微力ながら自分のできる事でお役に立ちたいと思っています。
合掌。
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