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序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

第21回公演「ともしび」舞台8

2011-07-16 18:37:19 | 日記・エッセイ・コラム

美智子の失踪を知らされ慌ててその捜索に出かけた直弼・富雄と入れ違いに、美智子が入れ違いに「ともしび」にやってくる。

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何も知らないフミは美智子を店に通す。

ラーメンが食べられるという事で嬉々としている美智子。

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一方、一郎は自分の父の事に対する無知さ加減にショックを受け、自分を責めていた。

待ち合わせていた婚約者の美香の到着を待って「ともしびを」を出ようとする。

フミはそんな二人を送っていった。

2059フミにはどうしても一郎に伝えたい事があった。

一郎の家出の原因になった母の臨終の際の出来事の真相であった。

一郎は父は仕事にかまけて母を看取らなかったと恨んでいた。

美香の存在にためらうフミ。

2058_4美香は葬儀以来の一郎の変化をフミに語り、一郎が父の実像を知りたがっていると告げる。

意を決したフミは問題の一夜を語る。

フミ 「あの時、早仕舞いしょうとしてたら、中年の男の客が入ってきたんだよ。断ったんだよ、断ってすぐに出かけようとしたんだ、徳さん。でもその客の様子が尋常じゃなかったんだよ。断りきれなかったんだよ。であたしが先に店出たんだけど・・・その後のことは・・・ね。徳さん間に合わなかった。・・・言い訳にもならないかもしれないけど、そういう事もあったんだってことは・・・知っててほしいんだよ」

一郎は自分の思慮の足りなさに自責する。

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一郎に徳治のラーメンの味を教えるからよく味わう様と語る。

フミ 「素直にね。今までの事は関係なくだよ。余計なことは考えないで、美味かったら、素直に美味いって言ってね。・・・約束だよ。指切りしよう、指切り」

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一郎と徳治の関係を修復しようというフミの必死な思いに触れた美香は感動する。

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写真 鏡田 伸幸


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