さて劇団芝居屋第22回公演「スマイルマミー・再生」の稽古も残すところ後一週間。
一週間前から13:00から21:30までの連日の一日稽古。
50分の台詞合わせの後、直ちに引掛りながらの通し稽古。夕食休憩40分を挟んで完全通し、ダメ出し後の抜き稽古とこんな感じで進んでいます。
この稽古で肉体的・精神的なダメージを負っているのは多分私です。
ええ、この年になると演出と出演の二股は結構つらいものがありますね。
でもまあ頑張ってね、ええ、参りますよ。
さて今度の公演には役者全員に、この公演稽古で手に入れなければならない課題を与えています。
それはそれぞれの役の中の劇的瞬間を見つけ出しそれを作り出すということです。
簡単に言えば感情の分岐点を明確にするということです。
感情の動きは外部や内部から刺激によって変化します。その瞬間を明確かすることはその人間の心の動きを可視的にすることにつながります。
これが大切なんですよ、その事によって役者は役を生きることができるのですから。
どうやら役者達も自力で私の求めるものの6割程度までには来てくれました。
残り4割はこの一週間で私が引き上げます。
お時間がありましたら劇場までお越しください。
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