序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

劇団芝居屋の本番ルーティン

2014-11-20 12:41:35 | 覗かれる人生芝居


昨日劇団芝居屋第28回公演「通る夜・仰げば尊し」の本番の幕が来ました。




いきなり夜昼のに公演ですが、来て下さったお客様にと好評を頂いたようです。




さて、今日は二日目。




演劇界には魔の二日目などという言葉がありますが、劇団芝居屋にはその様なものは存在しません、安心してご来場ください。




魔の二日目の存在は簡単な原因なのです、その主な原因の一つは安心したいという役者の怠け心です。




本番を演じた事で得られたものに目を向けていない凡庸な役者が陥る、前日をなぞるという行為が魔の二日目の正体です。




なぞられた演技なんぞは魂のない単なる段取りです。




そんなものが面白い訳がありません。




私は劇団芝居屋の役者に常に新鮮さを求めています。




その原動力は「革新」です。




本番で手に入れたもの確実のモノにする為には、まず自分の分かる為の言葉化をしなければなりません。




そうして手に入れたものから、感情や行動を探り出しそれを具現化する事を私は役者達に要求しています。




ですから劇団芝居屋の役者は前日をなぞる暇はないのです。




故に劇団芝居屋の芝居には魔の二日目などと言うものは存在しないのです。




さて、劇団芝居屋のルーティンをご紹介します。





劇団芝居屋では開演三時間前に小屋入りが原則です。




小屋入りした後思い思いの格好で体をほぐしながらの台詞合わせがあります。




先に紹介した、1時間45分の芝居の全台詞を45分で言い切るという、あれです。










まあみんなあられもない恰好ですが、こういう弛緩がひつようなんです。




外側はこんな格好ですが神経は立っています。




それから今日のダメ出しです。




残りの時間で役者の気になる所の抜き稽古。




これが楽まで続きます。




これが劇団芝居屋のルーティンです。




今日もいい芝居を見せますよ。




ぜひ劇場にお越しください。








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