序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

オーデション&ワークショップ2

2008-05-19 22:28:49 | 日記・エッセイ・コラム

昨日一昨日のテニス合宿の成果は朝のバリバリの身体のハリが物語っています。当然この後のプレーに現れてくるでしょう。

ということで今回のオーデション&ワークショップの報告です。

今回のこのワークは13日から始まり24日の最終日を向かえる二週間五回で行われます。
この二週間五回の稽古の期間設定は劇団芝居屋が目指すというテーマと関係があります。
「覗かれる人生芝居」における登場人物は一人一人がその人固有の人生を持つ事を要求されます。
台本というものは、話の芯があり、それに派生するエピソードによって構成されています。
簡単に言えば、登場する人物が全員十二分に書かれているわけではありません。
それでは十二分に書かれていない役を与えられた役者はどの様に固有の人生を持つのでしょう。
この場合劇団芝居屋は役者諸君にこの様な要求を出します。
台本に書かれていないという事は、書かれている役に較べ、それだけ役の縛りが緩いのと考える様に要求しています。
つまり役者個人の想像力によって創られる部分が多いという事です。
そこまで至る為には台詞を早く入れる事が要求されます。
この様な考え方から二週間五回という時間が必要だと判断したわけです。
例えば5日5回の稽古の場合。役者は目の前の台詞の言い方に追われて「固有な人生」という考え方にはなかなかなりません。
劇団芝居屋のオーデション&ワークショップは、参加者が台本を材料にどんな「固有な人生」創るのかを見させてもらうものなのです。

次は三回目の近状を報告します。


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