序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

本読み

2007-05-12 22:06:55 | 日記・エッセイ・コラム

11日、8日のキャスト決定後の初稽古が始まった。内容は本読み。我が芝居屋ではこの時間を相当に重要視している。

もしこの稽古を外部の人間がみたら退屈この上もないことだろう。              なぜなら人に渡す稽古ではないからである。まず台本の中の自分を具現化する為の材料の収集を強要しているからだ。目の前の台詞を中身を吟味する事をせずに台詞のように言うという事を拒否しているからだ。                                この時期に大切なのは役者の一人一人が自分はどの様な人間かを知ることである。そして自分の輪郭を見つけたら、次に関わる人間との関係を見つける。そして次は・・・・

その追求の果てに気がついたら役の人間になっていたという過程を踏むのである。

それまでは地道に自分探しの稽古が続く。            


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