志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

京都にて その21 桂離宮 賞花亭 夏向きの建て方

2011-11-03 17:35:24 | 桂離宮

峠の茶屋風の賞花亭です。北側が開放されており、座ると池と庭を俯瞰できます。

Dscn2233 茅葺切妻で南側に壁

400年前から、自然の中の暮らしがイメージされていたのですね。

造りが 夏向きです。

蝉の声でも聞きながら、昼寝でもしたら気持ち良いでしょう。

Dscn2231 竹の連子(れんじ)窓

秋田でも、庭を北側に配置し、座敷や縁側から眺めるような住宅があります。

樹木や草花を南の方向から見るので、影を見ないで色鮮やかに眺めれます。

けれど冬は 縁側から 家の中に陽光がはいりませんし、

家の陰になって解けにくい雪を見ることになります。

夏は良いのですが、冬の寒さの厳しい秋田には向かないかもしれません。