アップルが、パーソナルコンピューター進化の本流だったことは、
誰しも認めるところです。
しかし、そのアイデアは決してジョブズだけのものではなく、
ネットワークや、汎用コンピュータのパーソナル化について
多くの先駆的な研究や製品があったわけです。
アップルは、それを誰よりもはやくパーソナルコンピュータとして、
安価にしかも スマートに提供しました。
ライバルの会社は、類似品を提供することでパソコン業界は活気づきます。
それに対してアップルは、訴訟で対抗
オープンなアイデアやデバイスから、組み立てられたはずのパソコンが
特許や著作権で クローズされたパッケージとなってしまいそうになります。
そして市場競争と訴訟合戦は現在も続いています。
そんな中で、誰でも作れるパソコン、フリーソフトやインターネットという
オープン・アーキテクチャーの恩恵を、私たちは受けているのです。
巨大企業となった アップルにStay Free を求めるのは無理でしょうね。
余談ですが、「アップル」という商標についても、
アップル設立当時すでに有名だった、ビートルズのアップル・レコードと
30年間裁判で争いましたが、現在は円満解決しています。