志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

住宅の断熱について その1

2011-11-13 11:20:02 | 住宅の断熱の話

11月11日の秋田さきがけ新聞の全面広告で 

積水ハウス・ダイワハウス・土屋ホーム・東北ミサワホームの四社の

断熱仕様についての 解説が載っていました。

概ね、次世代省エネ基準達成 住宅性能表示の温熱環境「4」達成をうたってますが、

志村建設のQ1住宅の断熱仕様は、Q値であればハウスメーカーの1/2程度になります。もちろん少ないほうが、高性能です。

冬の暖房費(車での燃費)であれば1/3~1/4になり、経費がかかりません。

京都議定書以降 世界レベルで 省エネ・CO2削減が目標となっていますが、

日本の住宅に関しては、ハウスメーカーに対する配慮の為か、基準がとても甘いのです。

Zu11 断熱材による省エネは永久的です

今回の広告の「次世代省エネ基準」について ウィキペディアでの解説は

「住宅の省エネルギー基準(じゅうたくのしょうエネルギーきじゅん)とは、1999年3月に、建設省により改正された日本の断熱化基準の通称である。

この基準により、先進国の中では最低だった日本の住宅の断熱基準が、やっと欧米基準の最低レベルに達するようになった。

ただし、次世代省エネルギー基準も、多くの先進国の断熱基準よりゆるく設定されている上、法的拘束力が無いため、日本の住宅の断熱化率は先進国の中でも最低である。

2010年にドイツで行われたパッシブハウスカンファレンスにて日本の次世代省エネルギー基準の値を発表したら会場から笑いが起こった。

さらに、この基準が義務ではなく努力目標であり、住宅の30%以下しか達成出来ていない事を発言したら会場から失笑を買った。」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E7%9C%81%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E5%9F%BA%E6%BA%96

これが、ハウスメーカーの努力目標、しかも10年以上前の「次世代?」基準の実態です。

これから、「住宅の断熱」に関して私の考え、志村建設が目指す高断熱住宅について書いてゆきますね。


日本の色 秋の色 4

2011-11-11 19:08:01 | 日記

今日は秋の色2題

012 松ヶ崎海岸の夕日

晩秋の日本海です。オレンジと空の水色がきれいですね。

019 マリーナのオートキャンプ場のグミ

閉場した誰もいない緑地に、たわわに実っていました。

ジャムにしたら美味しいかもしれません。

赤というより紅色でしょうか。


ロハウス LO-HOUSE 冬 その2-2

2011-11-10 20:07:16 | ロハウス

冬暖かく暮らすには、室内から熱が逃げないように、断熱材で住宅を

すっぽりくるむようにすることが大事です。

「暖かさをつつむ+逃がさない」が 冬のロハウスのポイント

027 屋根断熱 小屋裏が活用できます。

S邸の場合 屋根に断熱材 グラスウールHG16キロ品を 335ミリ

        壁に同じグラスウールを 220ミリ

        基礎断熱は EPS 外100ミリ 内50ミリ 土間50ミリ

の高断熱仕様です。暖房費は 次世代省エネルギー住宅の1/4

室内の温度差は ほとんどなく、床・壁・天井 22度とすることが可能です。

冬でも 灯油や電気代が少なくてすみ、快適な生活をすごせます。


スローフードと建築

2011-11-09 19:21:22 | 建築の話

最近 B級グルメの話は聞きますが スローフードという言葉は聞かれなくなりました。

流行を追うマスコミの取り上げ方なのかも知れませんが、

少しずつその考え方は浸透してきています。

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美食をレシピから、消費者と食材の生産者、調理人の、共同作業と位置づけました。

そして 美味しい(おいしさを感じる正常な味覚)、

     きれい(地球環境を汚さない、食品の安全性)

     ただしい(生産者が適正な報酬をもらえるシステムづくり)を、目標とします。

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「早い、安い、上手い」ファーストフードでは、味わえない豊かな美味しさがあるのでしょう。

そしてこれは 私が携わる建築にも いえる事だと思います。


京都にて その23 桂離宮 園林堂2

2011-11-08 18:18:56 | 桂離宮

園林堂は お寺みたいな造りになっている持仏堂です。

本瓦葺 宝形(ほうぎょう)造りの屋根に 唐破風(からはふ)の向拝(ごはい)があります。

Dscn2242 園林堂を正面から見たところ

桂離宮の様式とは異質の建築ですが、景色として面白い雰囲気が出ています。

Dscn2240 扁額は後水尾上皇の宸筆

遠くから見ると ミニチュアみたいな可愛い建物です。


京都にて その22 桂離宮 園林堂(おんりんどう)

2011-11-07 19:29:38 | 桂離宮

Dscn2235 木立から賞花亭を見返す

賞花亭から下りてくると、径は四角の飛石を進み、園林堂の脇にでます。

小石を帯状に細く敷きつめたのは 堂の屋根から落ちる雨水を受ける雨落石

Dscn2239 右端の縁石は園林堂の境界 

ふらつく切石の飛石が、手前で天然石の雨落石を渡ります。

Dscn2238 交差する敷石
遊び心でしょうか。 


オープン・アーキテクチャーとアップル

2011-11-06 17:49:08 | パソコン

アップルが、パーソナルコンピューター進化の本流だったことは、

誰しも認めるところです。

しかし、そのアイデアは決してジョブズだけのものではなく、

ネットワークや、汎用コンピュータのパーソナル化について

多くの先駆的な研究や製品があったわけです。

アップルは、それを誰よりもはやくパーソナルコンピュータとして、

安価にしかも スマートに提供しました。

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ライバルの会社は、類似品を提供することでパソコン業界は活気づきます。

それに対してアップルは、訴訟で対抗

オープンなアイデアやデバイスから、組み立てられたはずのパソコンが

特許や著作権で クローズされたパッケージとなってしまいそうになります。

そして市場競争と訴訟合戦は現在も続いています。

そんな中で、誰でも作れるパソコン、フリーソフトやインターネットという

オープン・アーキテクチャーの恩恵を、私たちは受けているのです。

巨大企業となった アップルにStay Free 求めるのは無理でしょうね。

 余談ですが、「アップル」という商標についても、

アップル設立当時すでに有名だった、ビートルズのアップル・レコードと

30年間裁判で争いましたが、現在は円満解決しています。  


ロハウス LO-HOUSE 冬 その2-1

2011-11-05 16:31:07 | ロハウス

さて ロハウスの冬はどうでしょう。

先日 東京の友人が本荘を訪れ 最近のドイツ住宅事情を話してくれました。

B97cd7d81 住宅展示場のモデルハウス

ドイツは 秋田と同じような寒い気候だそうです。

写真の住宅には、南面に大きな採光・採暖の為のガラス面があります。

これは、日射しをためて、夜に使う(パッシブソーラー)の考え方、

日中の太陽熱を、石やコンクリート、レンガの壁、床に蓄熱します。

あまり開放的で寒そう・・・と思いがちですが、実はガラスが高断熱なのです。

ここでは、深い庇の出に注目!

夏の高い位置にある日射は遮りますが、冬の低い位置太陽の日射は

家の奥まで取り込むようになっています。

夜はカーテンや断熱戸で、取り込んだ熱を逃がさない工夫をします。

冬でも、ポカポカした小春日和には、暖房いらずの住宅となります。<v:shapetype id="_x0000_t75" coordsize="21600,21600" o:spt="75" o:preferrelative="t" path="m@4@5l@4@11@9@11@9@5xe" filled="f" stroked="f"><v:stroke joinstyle="miter"><v:formulas><v:f eqn="if lineDrawn pixelLineWidth 0"><v:f eqn="sum @0 1 0"><v:f eqn="sum 0 0 @1"> <v:f eqn="prod @2 1 2"><v:f eqn="prod @3 21600 pixelWidth">  <v:f eqn="prod @3 21600 pixelHeight">   <v:f eqn="sum @0 0 1">   <v:f eqn="prod @6 1 2">   <v:f eqn="prod @7 21600 pixelWidth">   <v:f eqn="sum @8 21600 0"> <v:f eqn="prod @7 21600 pixelHeight"> </v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:formulas> <v:path o:extrusionok="f" gradientshapeok="t" o:connecttype="rect"> <o:lock v:ext="edit" aspectratio="t"> </o:lock></v:path></v:stroke></v:shapetype><v:shape id="_x0000_i1025" type="#_x0000_t75" style="width: 450pt; height: 246.75pt;"> <v:imagedata src="file:///C:/Users/志村建設/AppData/Local/Temp/msoclip1/01/clip_image001.png"> </v:imagedata></v:shape><v:shapetype id="_x0000_t75" coordsize="21600,21600" o:spt="75" o:preferrelative="t" path="m@4@5l@4@11@9@11@9@5xe" filled="f" stroked="f"><v:stroke joinstyle="miter"><v:formulas><v:f eqn="if lineDrawn pixelLineWidth 0">  <v:f eqn="sum @0 1 0">   <v:f eqn="sum 0 0 @1">   <v:f eqn="prod @2 1 2">   <v:f eqn="prod @3 21600 pixelWidth">   <v:f eqn="prod @3 21600 pixelHeight">   <v:f eqn="sum @0 0 1">   <v:f eqn="prod @6 1 2">   <v:f eqn="prod @7 21600 pixelWidth">   <v:f eqn="sum @8 21600 0">   <v:f eqn="prod @7 21600 pixelHeight">   <v:f eqn="sum @10 21600 0"> </v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:formulas> <v:path o:extrusionok="f" gradientshapeok="t" o:connecttype="rect"> <o:lock v:ext="edit" aspectratio="t"> </o:lock></v:path></v:stroke></v:shapetype><v:shape id="_x0000_i1025" type="#_x0000_t75" style="width: 240pt; height: 194.25pt;"> <v:imagedata src="file:///C:/Users/志村建設/AppData/Local/Temp/msoclip1/01/clip_image001.png"> </v:imagedata></v:shape>


社内研修会 

2011-11-04 15:55:12 | 工事現場

今日は午後から、研修会です。テーマは 「建築施工」について

講師は ACC設計企画 一級建築士 高橋幸治先生

010

現場スタッフ、設計や事務の人まで 日頃の実務とチョッと違った勉強

しかし、日新月歩の建築業界、日々の勉強も必要です。

でも集中して頭を使うので、いつもより疲れるでしょうね。

専務が入っていませんが、電話番をしてました。

一番楽をしているのは、専務でしょうか?