木曜はラノベ愛語り。今回は、前回(R6.6.27)紹介した『圕(トショカン) の大魔術師』と言うコミックと、ラノベの名作『本好きの下克上』を絡めて書きます。
この両作品、図書館が深く関わってきます。
『圕の大魔術師』は、そのものズバリ圕(中央図書館)が舞台です。それだけでなく、物語の序盤では地方の図書館も舞台として登場します。物語と図書館は、切っても切れない関係と言えるでしょう。
『本好きの下克上』でも主人公マインは、神殿図書室の管理をしたり、貴族学院の図書館の手伝いをしたりと、図書館に深く関わっています。そもそも『本好きの下克上』は、「図書館を作る」と言う野望に向け、周囲を巻き込みながらマインが邁進する話ですから、図書館との関わりが発生するのは当然です。
そして、この図書館が舞台となっている事が、我々読者に影響しているのではないか…『圕の大魔術師』を読んだ時、そう私は感じました。
何故なのか…考えた末の私なりの結論。
我々読書をする者にとって、図書館や本屋には魔力がある…です。
我々は、図書館や本屋が発する魔力に抗う事が難しい。だから、図書館が舞台となっていたり、図書館に関わる話が展開されると、ついつい読んでしまうのではないでしょうか。
では、我々を魅了する図書館の魔力とは何か。
これは、次回のブログで語りたいと思います…と思ったのですが、どうしても紹介したい本が出来ました。それで、次の次の回のブログで語らせていいただきます。
いずれにしても、図書館に関わる話を展開している『圕の大魔術師』や『本好きの下克上』は、なかなか良いポイントを突いている作品ではないかと思います。何せ、図書館に関わる話というだけで、それなりの数の読者を魅了してしまうのですから。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。