月・火曜は学校教育の話です。今回は、1年生の算数について語ります。
ところで、題名を見た方は疑問を感じた事と思います。「何で、1年生の算数にサクランボとハッピーターンが関係あるんじゃ?」と。
この内、サクランボについては、1年生を指導した方なら、「ははーん、アレだな」と分かるかもしれません。繰り上がりのある足し算や、繰り下がりのある引き算で、指導している方が多いからです。
例として、12-8で説明します。
一の位「2」から「8」を引く事は出来ませんから、十の位「1」即ち「10」から「8」を引く…と言うのが繰り下がりのある引き算です。札幌市で使っている教育出版の『しょうがく さんすう1』の場合、これを次の様に計算させます。
ところで、題名を見た方は疑問を感じた事と思います。「何で、1年生の算数にサクランボとハッピーターンが関係あるんじゃ?」と。
この内、サクランボについては、1年生を指導した方なら、「ははーん、アレだな」と分かるかもしれません。繰り上がりのある足し算や、繰り下がりのある引き算で、指導している方が多いからです。
例として、12-8で説明します。
一の位「2」から「8」を引く事は出来ませんから、十の位「1」即ち「10」から「8」を引く…と言うのが繰り下がりのある引き算です。札幌市で使っている教育出版の『しょうがく さんすう1』の場合、これを次の様に計算させます。
①12は10と2
②10から8をひいて2
③2と2で4
この①の時、ノートに書かれた12の下に10と2を実際に書きます。そして10も2も、それぞれ丸く囲んで、その丸と12を棒線で繋ぎます。これが、10と2と書かれたサクランボの様に見えるので、これを「サクランボ」と呼んでいる訳です。
次に②です。10から8を引くと言う事を確実に行わせたいので、サクランボの10と式の8を細長い丸の様な形で包みます。この形が、お菓子のハッピーターンに似ている事から、私の学級の子は「ハッピーターン」と呼ぶ様になった訳です。他にも、「ピーナッツ」と呼んでいる学級もあると聞いています。
なお、私はしつこいので、ハッピーターンで包むだけでは許しません。ハッピーターンの上下か横の空いてる部分に、「2」と書かせます。引き算したから2になった…と示させる訳です。
ここまで来れば、残りは簡単。サクランボの2とハッピーターン横の2を合わせ、式に等号を書き込み、その横に「4」と書かせる訳です。手順通りに行ってくれれば、ほとんど計算ミス無く計算できます。
「でも、それって減加法でしょ。減減法の時は、どうするのさ」…と言う方もいるかもしれません。
※減加法と減減法については少し専門的な話になるので、別な記事に書きます。
それについては、「減減法はサラッと扱うけど、減加法の様に詳しくは扱いません。私の学級では、ほぼ減加法のみで指導しています」と答えさせていただきます。何せ、真面目に両方を扱うと、少なくない数の子供たちが混乱してしまうのです。減減法は、理解できる子や興味のある子が個人で行えば良い…それが私の結論です。
話を戻します。私の学級では、繰り上がりのある足し算も、繰り下がりのある引き算も、このサクランボとハッピーターンで計算させます。もう、それはそれはしつこく、何度もやらせて定着を図るのです。
それが、「足し算も引き算も大丈夫。計算できるよ」と言う自信につながるからです。
次に②です。10から8を引くと言う事を確実に行わせたいので、サクランボの10と式の8を細長い丸の様な形で包みます。この形が、お菓子のハッピーターンに似ている事から、私の学級の子は「ハッピーターン」と呼ぶ様になった訳です。他にも、「ピーナッツ」と呼んでいる学級もあると聞いています。
なお、私はしつこいので、ハッピーターンで包むだけでは許しません。ハッピーターンの上下か横の空いてる部分に、「2」と書かせます。引き算したから2になった…と示させる訳です。
ここまで来れば、残りは簡単。サクランボの2とハッピーターン横の2を合わせ、式に等号を書き込み、その横に「4」と書かせる訳です。手順通りに行ってくれれば、ほとんど計算ミス無く計算できます。
「でも、それって減加法でしょ。減減法の時は、どうするのさ」…と言う方もいるかもしれません。
※減加法と減減法については少し専門的な話になるので、別な記事に書きます。
それについては、「減減法はサラッと扱うけど、減加法の様に詳しくは扱いません。私の学級では、ほぼ減加法のみで指導しています」と答えさせていただきます。何せ、真面目に両方を扱うと、少なくない数の子供たちが混乱してしまうのです。減減法は、理解できる子や興味のある子が個人で行えば良い…それが私の結論です。
話を戻します。私の学級では、繰り上がりのある足し算も、繰り下がりのある引き算も、このサクランボとハッピーターンで計算させます。もう、それはそれはしつこく、何度もやらせて定着を図るのです。
それが、「足し算も引き算も大丈夫。計算できるよ」と言う自信につながるからです。
ところで、令和6年11月15日の記事に「いいね」などを沢山いただきました。どうも、ありがとうございます。これを励みに今週も頑張ります。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。