エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

帽子を被ろう!

2024-10-23 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、父への小言の話です。
 以前、記事に書いた体調不良の後、父は外に出る事が少なくなりました。筋力が落ちているので、ちょっと歩くと疲れてしまうのですが、腰を掛けて休める場所がないため、出かけるのが億劫らしいのです。
 「それなら、椅子付きの歩行器を使えばイイんじゃない?」と言いましたが、芳しい返事が返ってきません。どうも、そう言う歩行器を押して歩くのは、「ダサい」と思っている様なのです。
 しかし、かかりつけ病院のお医者様から、「運動しなくちゃダメですよ」と言われた上、訪問看護の看護師さんからも運動する様に言われたらしい父。令和6年10月に入って、歩く練習を少し始めました。
 もっとも、遠出は疲れるらしく、家の外階段を上り下りするだけです。それでも、何もしないよりはイイので、「ケガしない様、気を付けてやってね」と応援していました。
 ところが、この記事を書いている10日くらい前、父が転んでケガをしたと言うのです。見に行くと、壁に頭をぶつけたらしく、頭に擦り傷が出来ていました。本当なら、直ぐに脳外科へ連れて行きたいところですが、諸事情があって難しい状況です。父も病院は嫌らしく、しきりと「大丈夫だから」を繰り返しています。仕方なく、様子を見る事にしました。
 幸い、大きく悪化する事はなく、父は元気にしています。
 そんな状況の、この記事を書く2、3日前、父が外階段で歩く練習しているところに出会いました。
 「お~、今日も頑張ってるねぇ」と声を掛けた私。ふと父を見ると、頭に何も被っていません。おそらく、家の前で階段の上り下りするだけだから、軽装でイイだろうと考えたのでしょう。
 でも、これで転んだら、またケガをしてしまうかもしれません。
 「帽子、持っているよね?」と聞くと、「持ってるよ」と父。「だったら、その帽子を被った方がイイよ。転んだ時、帽子があるか無いかでケガの程度が大きく変わるから」と、出来るだけ穏やかな口調で言いました。
 その後、直ぐに私は立ち去りました。その場に残っていると、「帽子を被るまで見張ってるよ」と言う無言の圧力を掛けてしまうと考えたからです。だから、その後、父が帽子を被ったかどうかは分かりません。
 はぁ~。こう言う小言を言うのは…嫌だなぁ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
コメント
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