金曜は、月~木曜に入らないテーマを書いています。今回は、1月18日(木)の19時からネストホテル札幌で開催された、札幌木鶏クラブの1月例会の様子を紹介します。
なお、札幌木鶏クラブについては、令和5年7月23日のブログで詳しく紹介しています。気になる方は、そちらを御確認ください。
今回の例会はB先生の強い要望を入れ、札幌木鶏クラブ初の試み「熱燗例会」でした。熱燗以外も飲めますが、最初に燗酒で乾杯してスタートです。
最初に挨拶を行った代表のN先生からは、「アツカンのカンって漢字で書けますか?」から始まり、「ガリョウテンセイのセイって、漢字でどう書くか分かりますか?」、「八代亜紀さんの『舟歌』に出てくる『だんちょね』って、どう言う意味だか分かりますか?」と、次々と質問が発せられます。何でも、「熱燗例会」の事を考えている内に発想がどんどん広がり、その中で疑問に思った事を次々と調べていったのだとか。「どう書くんだろう」とか「どう言う意味だろう」などの疑問を、そのままにしないで調べるN先生は、本当に素晴らしいと思います。さすが、札幌木鶏クラブの代表…道のりは遠そうですが、私も見習わなくては…。
因みに、「燗」は火に間ではなく、間の日が月になるのだとか。確かに…これまで気付いていませんでした。「睛」も偏が日ではなく目ですし、青の下の部分が月ではなく円になっています。「だんちょね」は「だんちょね節」という歌が由来で、「あたってるよね」「そうだよね」と言う意味なのだとか。
知的な気付きで始まりましたが、そこは熱燗例会。酔いが回るにつれて、徐々に面白くなっていきます。
Y先生は、大平哲也先生の健康情報の記事「“一日一回”笑う習慣が人生に福を呼ぶ」を取り上げました。「私は健康のために笑いヨガをしている。面白くて笑うばかりでなく、ニセの笑いでも健康に効果がある。脳がニセ笑いに騙されるからだ」と仰り、記事に出てくる「ホホハハ体操」や「アロハ笑い」をやってみましょう…となりました。酔ってるせいか、皆さんノリノリでニセ笑いをし、大いに場が盛り上がりました。
酔って口が滑らかになったのか、今回は勉強になる話が多かったのですが、ちょっと長くなってしまいました。だから、もうお一方だけ。
今回の熱燗例会を提案したB先生。五木寛之先生と青山俊董先生の対談で紹介された、仏教詩人・榎本栄一先生の「くだり坂にはまたくだり坂の風光がある」を取り上げていました。曰く、「年齢的に自分が下り坂なので、この言葉が心に沁みる。昔は出来た事柄の内、これは出来なくなったが、これはまだ出来る…そんな風に考えると、下り坂の日々がとても楽しい」…いつも穏やかなB先生らしい、味わい深い言葉です。出来ない事に目を向けるのでなく、出来る事に目を向け、前向きに生きていきたいものです。
「良かったから、2月は『ぬる燗例会』にしよう」、「じゃ、3月は『冷や酒例会」ですね」などと、馬鹿な話が出るくらい楽しく、学びの多い1月例会でした。「熱燗例会」は大成功と言えるでしょう。
因みに、2月は通常通りの「普通の」例会です。念のため。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また、次のブログ(R6.1.29)で会いましょう。