月・火曜は学校教育話。今回は、3学期の始業式の日に行った実践から、ちょっと面白い物を紹介します。
札幌の割と多くの学校で、始業式には「冬(夏)休みの体験発表会」を行います。自由研究が残っている学校であれば、その自由研究について、「何故、取り組もうと思ったのか」や、「苦労した事」、「やってみた感想」…などを語らせます。自由研究をやめた学校であれば、休み中に行った事…例えば、「東京■ィズニーランドに行ったよ」や、「スキーの練習をしました」、「お爺ちゃんの家でお年玉をもらった」、「初めてハンバーグを作ってみました」等々…を紹介させます。
令和6年度の私の勤務校は変則的で、伝統的な(?)自由研究は行っていませんが、「スペシャルチャレンジ」と言う名前の、家庭学習を発展させた様な取組を行っています。子供たちは全員、家庭学習を行う為のノートを持っていて、それに普通の家庭学習を行っても構いません。また、そのノートに調べた事をまとめたり、旅行に行った記録を書いたりしても構いません。ノートには計画と反省だけ書いて、工作を作ったり、料理を作ったりしても構いません。まぁ、発想次第で何でも出来る…でも、中身は自由研究っぽくもある取組です。
それで、今回は「冬休みの体験発表会」を行いましょう…と、学年で決めていたので、冬休みに行った「スペシャルチャレンジ」について発表してもらいました。まぁ、自由研究発表会と大差ないです。
勤務校では、掲示期間や掲示札などが全校で揃えられています。そこで、極力、手間を省くために、その掲示札を使って発表させる事にしました。その掲示札には、「年・組・名前」「題名」「頑張ったところ・見てほしいところ」と言う3つの記入欄があります。そこで、
「この札に書いた内容を、そのまま発表してもらいます。
発表しやすい様に、言葉を省略しないで書くのですよ」
…と指示をしました。また、
「冬休み中の出来事も紹介して構いません。
その場合、発表したい事は裏にメモしておきましょう」
…と、追加指示しておきました。
早速、掲示札を書き始める子供たち。早く終わった子には、
「後で発表の時に噛まない様に、読む練習をしておきましょう」
…と指示を出しておきました。そうやって子供たちが活動している間、私が何をしたかと言うと、放送室にあるスピーカー内蔵マイクを取りに行ったのです。
スピーカー内蔵マイクは、その名の通り、本来なら「握り」になる部分にスピーカーが埋め込まれているマイクです。持つ時は、集音部分の直ぐ下を持ちます。これで喋ると、スピーカーで音が増幅されるので、とても聞きやすいのです。
最近の子供たちは声の小さい子が多いので、野外で活動する時にマイクの必要な事がしばしばあります…が、普通のマイクは屋外用アンプが必要なので嵩張ります。昔ながらのメガホンは嵩張りませんが、重くてバランスが悪く、子供には使いにくいです。それがスピーカー内蔵マイクですと、軽くて、本体のバランスが良く操作しやすいので、とても便利なのです。
もちろん、今回は教室で発表させますから、スピーカー内蔵マイクなんか無くても困りません…が、ここで私の悪いクセ「遊び心」がむくむくと。
マイクを持って喋るって、何か、ちょっと特別感がありませんか? その特別感が、「面倒な発表」を「ちょっと楽しそうな発表」に変化させる…そんな気がしたのです。別に、論理的に考えた訳でなく、単なる直感ですが…。
そして、実際にやってみたら…面白かったです。みんなマイクを持ち、堂々と発表していました。普段は少々緘黙傾向のある子も、発表の時に時々緊張して泣いてしまう子も、笑顔で発表する事が出来ました。
札幌の割と多くの学校で、始業式には「冬(夏)休みの体験発表会」を行います。自由研究が残っている学校であれば、その自由研究について、「何故、取り組もうと思ったのか」や、「苦労した事」、「やってみた感想」…などを語らせます。自由研究をやめた学校であれば、休み中に行った事…例えば、「東京■ィズニーランドに行ったよ」や、「スキーの練習をしました」、「お爺ちゃんの家でお年玉をもらった」、「初めてハンバーグを作ってみました」等々…を紹介させます。
令和6年度の私の勤務校は変則的で、伝統的な(?)自由研究は行っていませんが、「スペシャルチャレンジ」と言う名前の、家庭学習を発展させた様な取組を行っています。子供たちは全員、家庭学習を行う為のノートを持っていて、それに普通の家庭学習を行っても構いません。また、そのノートに調べた事をまとめたり、旅行に行った記録を書いたりしても構いません。ノートには計画と反省だけ書いて、工作を作ったり、料理を作ったりしても構いません。まぁ、発想次第で何でも出来る…でも、中身は自由研究っぽくもある取組です。
それで、今回は「冬休みの体験発表会」を行いましょう…と、学年で決めていたので、冬休みに行った「スペシャルチャレンジ」について発表してもらいました。まぁ、自由研究発表会と大差ないです。
勤務校では、掲示期間や掲示札などが全校で揃えられています。そこで、極力、手間を省くために、その掲示札を使って発表させる事にしました。その掲示札には、「年・組・名前」「題名」「頑張ったところ・見てほしいところ」と言う3つの記入欄があります。そこで、
「この札に書いた内容を、そのまま発表してもらいます。
発表しやすい様に、言葉を省略しないで書くのですよ」
…と指示をしました。また、
「冬休み中の出来事も紹介して構いません。
その場合、発表したい事は裏にメモしておきましょう」
…と、追加指示しておきました。
早速、掲示札を書き始める子供たち。早く終わった子には、
「後で発表の時に噛まない様に、読む練習をしておきましょう」
…と指示を出しておきました。そうやって子供たちが活動している間、私が何をしたかと言うと、放送室にあるスピーカー内蔵マイクを取りに行ったのです。
スピーカー内蔵マイクは、その名の通り、本来なら「握り」になる部分にスピーカーが埋め込まれているマイクです。持つ時は、集音部分の直ぐ下を持ちます。これで喋ると、スピーカーで音が増幅されるので、とても聞きやすいのです。
最近の子供たちは声の小さい子が多いので、野外で活動する時にマイクの必要な事がしばしばあります…が、普通のマイクは屋外用アンプが必要なので嵩張ります。昔ながらのメガホンは嵩張りませんが、重くてバランスが悪く、子供には使いにくいです。それがスピーカー内蔵マイクですと、軽くて、本体のバランスが良く操作しやすいので、とても便利なのです。
もちろん、今回は教室で発表させますから、スピーカー内蔵マイクなんか無くても困りません…が、ここで私の悪いクセ「遊び心」がむくむくと。
マイクを持って喋るって、何か、ちょっと特別感がありませんか? その特別感が、「面倒な発表」を「ちょっと楽しそうな発表」に変化させる…そんな気がしたのです。別に、論理的に考えた訳でなく、単なる直感ですが…。
そして、実際にやってみたら…面白かったです。みんなマイクを持ち、堂々と発表していました。普段は少々緘黙傾向のある子も、発表の時に時々緊張して泣いてしまう子も、笑顔で発表する事が出来ました。
因みに、こう言う体験をする事は、令和7年1月20日の記事に書いた、「自己肯定感を高める」事にも役立つと思うのです。「人前で発表するの嫌だなぁ」と思ってる子が、「楽しく発表できた~!」って感じられるのですから。
そんな訳で、スピーカー内蔵マイク…なかなか良いです。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
そんな訳で、スピーカー内蔵マイク…なかなか良いです。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。