しおちゃんの小学生への教育指導

子どもの自立に向け体験を通し楽しみながらいろいろな知識や技能を身につけていく。机上で覚えさせるだけは学力にはなりません。

家で採れたムラサキイモの活用

2014-11-06 20:44:00 | 小学校の教室で


6年生理科の学習ではいよいよ『水よう液の性質』に入りました。
少し前にムラサキイモを収穫しました。

それを使った『水よう液の性質』導入の事前実験をしました。
(実験は事前に確かめておかないと失敗することが多いです。)

ムラサキイモには紫キャベツやブドウの皮と同様にアントシアニンがあります。
それが酸やアルカリで色が変わります。
おろし器で芋をおろし、水でのばします。これで「ムラサキイモ水」のできあがりです。

児童を集め、「ここに6つの水よう液があります。何の水よう液か、わかりますか?」と尋ねます。
(6つとは、食塩水、塩酸、水酸化ナトリウムの水溶液、石灰水、炭酸水、酢です)

「黄色で酢のにおいがするからFは酢だ」
「Eはあわがたくさん出ているから炭酸水だ」
2つはすぐにわかります。

「ここに、ムラサキイモがあります。それをすり下ろして水を加えた液があります。それを残りの4つに加えていきます。」

「お~!色が変わった!」

「水よう液にはいろいろな性質があります。この単元では水よう液のいろいろな性質を学習し、みなさんに『水よう液博士』なってもらいます。最後に検定試験があります。がんばりましょう。」




まあ、6年理科はやりがいがあります。
4人で教えていますが、どういうわけか非常勤講師の私が先頭バッターです。

授業をしようと理科準備室を見たら酢も炭酸水もない。
すぐに注文してもらいました。

リトマス紙はあると安心していたら、引き出しに入っていたのはほとんど空箱。
かろうじて残っていたものは日に焼けて真っ白。
慌てて注文しましたが、3日かかり予定より遅れてしまいました。

アルミホイルもなく、今日家から持っていき授業で使いました。
全くウンザリすることが多いです。