とちぎの「おいしい」

とちぎの食を紹介します。とちぎの食産物や伝統食などアレンジも加えて自由な感覚で紹介していきます。

とちぎの「おいしい」 第14話  とまとゼリー

2012-12-18 12:34:38 | 郷土食
栃木ではトマトが豊富に作られています。トマトはアルカロイド配糖体=トマチンという成分があってトマトと呼ぶようになったと聞きます。たしかにアメリカ人の友人はトメートと発音していますね。

そのほか、ビタミンA,Cも豊富です。なによりカリウムや葉酸がずば抜けて豊富に含まれています。ダイレクトに食べられる畑の健康食品ですね。

作り方は簡単です。(2人分)


まずトマト大1個を皮をむいて裏ごしします。
裏ごし器がない時は、皮をむいて茶漉し器でくぐらせてもいいでしょう。ざっくりした感があっていいかもしれません。

私は寒天を使いました。
寒天2分1の量を水カップ1でふやかしてから煮ます。
ひと煮えしたところで私は寒天をいったんザルで漉します。そのほうがなめらかに仕上がりますので。
そこに裏ごししたトマトを投入。

トマトの味を楽しみたい方は味付け無用です。
私は少々の黒砂糖を入れました。

寒天の量でゼリーの固さが決まりますから、好みで寒天の量を調整してください。

型に入れて冷蔵庫で1時間。
できあがりです。


♪トマトの皮の簡単なむき方のコツ…
トマトにフォークをさして、コンロの火でトマトを直接火であぶります。フォークは持ち手のところが焦げないようなものがいいですね。オールステンレスのものとか。
直接火であぶったトマトを流水の下で皮むきすると、気持ちがいいほどよくむけますよ。

とちぎの「おいしい」 第13話  鯖のごぼう蒸し

2012-12-18 12:21:41 | 郷土食
きょうは「サバのごぼう蒸し」を紹介します。

ごぼうとパセリはもちろん栃木産。

作り方
ごぼう100gくらいをささがきにし、さっと酢水にとります。(これはごぼうが黒くなるのを防ぎます。)
サバは三枚におろしたものがスーパーで売られていますので、それを使うと簡単です。

そもそも昔はおろしていないものが売られていて、内臓を取り除いたところに、ごぼうのささがきを入れて蒸したものです。

アルミホイルにサバを敷き、その上からサバが見えなくなるくらいにごぼうをテンコ盛りにし、フライパンに水をいれて約10分蒸すだけです。

栃木県産のパセリを粗みじん切りにして一緒にいただくのもいいですね。
蒸し終えたら酢醤油やマヨネーズ醤油でいただくとおいしいです。

私は黒酢をかけていただくのが好きですね。お酒の肴に、朝ごはんにも合いますわ。

とちぎの「おいしい」 第12話  関東・栃木レモン(俗称レモン牛乳)

2012-12-18 12:08:27 | 郷土食
昔からあります。昔はビンに入って売られていました。もちろん白い牛乳、コーヒー味もありました。
「栃木乳業株式会社」という栃木市大平町にある会社のヒット商品です。

なぜ、突然全国規模で有名になったのかはわかりませんが、最近ではこのレモン牛乳のクッキーやロングケーキも人気のようです。
JR宇都宮のショップでもレモンのクッキーなどが目立っています。

さて、このレモン牛乳の味は、ずばり甘いです。レモンの香りはしませんが、なぜかホッとする懐かしさがよみがえります。
でも、ただ甘いだけではなくて、約50%は生乳を使っているところがミソです。無脂乳固形分4.8%、乳脂肪分0.9%、ちゃんと「無果汁」と表記してあります。
とちぎの人はあえて「レモン牛乳」と呼んでいます。