「環境コミュニティ・ビジネス」という言葉は、かつて経済産業省の事業用語として使われたことがある、現在、あまり耳にしない言葉かもしれない。
ただ、私は、「地域環境ビジネス」と「環境コミュニティ・ビジネス」の違いを強調したいこともあって、「環境コミュニティ・ビジネス」という言葉を使う。
例えば、エコカーの部品をつくる企業が地域にあるとき、その企業は「環境コミュニティ・ビジネス」とは言えるのだろうか。
私は、違うかもしれないと答える。
なぜなら、エコカーの部品は地域資源を原材料にしていないかもしれない。また、その部品でつくったエコカーを地域住民は利用することがないかもしれない。地域内のコミュニティとのかかわり、地域に貢献するCSR活動をなんらしようとしない企業かもしれない。
だとすると、その企業は地域に立地する環境ビジネス=「地域環境ビジネス」と言えるかもしれないが、「環境コミュニティ・ビジネス」とは言えないと思う。
「環境コミュニティ・ビジネス」は、地域資源の活用や社会関係資本の接続等を通じて、地域の環境、社会、経済に貢献しながら、自らのビジネスを展開する事業である。
For example, there are company that makes the parts of eco-car.
Can you call the company as eco-community business?
I think we can not.
Because, the raw materials of the parts of eco-cars may... not be regional resources.And the residents of the community may not be using the eco-cars made by the parts.
So we can call the company as an eco-business that is located at that region,but we cannot call the company as eco-community business.