サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

環境ビジネスの今後~近未来に向けた「環境と経済の両立」へのヒント

2009年09月27日 | 講義・講演
 日本環境共生学会の特別シンポジウムに、パネラーとして出演してきた。テーマは、「環境ビジネスの今後~近未来に向けた「環境と経済の両立」へのヒント」

 パネリストは、日経エコロジー編集長、環境ビジネス編集長、NTTデータの環境経営推進室課長と私。

 私は、地域環境ビジネス(環境コミュニティ・ビジネス)をテーマに、地域資源や社会関係資本の活用という視点や成功事例の話をした。

 ディスカッションでは、「そもそも環境ビジネスとは何か?」という話題になり、次のような3つの分類を提示した。

 ■環境対策・配慮の支援市場
  ・公害防止装置の製造・販売、環境管理等のコンサルティング
  ・太陽光発電パネルの設置、環境教育の機会提供 等

 ■環境価値の付加市場
  ・省エネ家電、低公害自動車、環境共生住宅
  ・再生素材の使用製品、リサイクル容易設計 等

 ■環境構造への代替市場
  ・農林水産業、鉄道・バス、情報通信
  ・未利用な地域資源利用、メンテナンス、サービサイジング 等


 会場の反応もあり、環境ビジネスへの関心の高さを感じることができた。「うちの大学でも講義をしてほしい」、「関連する研究があるので紹介したい」、「いい話だった。原稿を書いてくれ」など、終了後も個別にお話をいただき、ありがたい気持ちになった。

 機会をいただいた杉浦さん、ありがとうございました。朝9時20分からの開演だったが、関係者の皆さん、ご苦労さまでした。

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