
福岡で開催された山村再生事業のセミナーに、講師として出向いた。
参加者は、これから補助事業に応募しようという方々だから、熱心な雰囲気だった。
事例紹介をされた長野県信濃町の朝原さんの話は、信濃町が森林セラピーの町として成功している様子を伝えてくれた。彼の地域営業マンぶりは素晴らしい。
福岡の肴とラーメンを満喫した翌日、八女市と黒木町をたずねた。
八女市では、昨年度の山村再生事業に採択され、学校のプール後を活用して、わさびのコンテナ栽培を行っている。わさびは、冷涼な気候を好むため、九州で栽培されなく、同じくコンテナ栽培により湯布院で栽培されている位だという。
昨年秋に植えられたわさびは、2年の栽培期間を経て、出荷される予定。たった半年といえ、大きく葉を広げ、順調な成長ぶり。ただし、アブラムシがついたり、日差しでしおれるらしく、遮光をしている。不安もあるが、試行であり、課題があれば解決策を探していけばよい。
わさび栽培をみんなが楽しんでいる様子もよい。わさびの収穫前であるが、商品開発もいろいろと試みているらしい。わさびのキムチ漬けを食べさせてもらった。
担当者の荒川さんは、粉茶アイスクリームの開発し、ヒットさせたという。食べないわけにはいかない。さわやかなアイスクリームを楽しんだ。
荒川さんが担当したという特産品販売を行う施設は、川にかかる石橋を眺めることができ、山肌の石切り場も見える。樹齢300百年年の楠の木が、お土産物売り場に窓にかかり、いいロケーションだ。蛍の里としても有名だ。
黒木町に移動。女優の黒木瞳の出身地で、女優が子供のことから通うラーメンがあるという。この出張で三杯目となるラーメンを楽しむ。
黒木町では、イギリスのBTCVのワーキングホリデーを日本に持ち込んだ重松敏則先がかかわる山村塾を視察。重松先生の教え子である小森さんは、先生にだまされたといいつつ、この地に根づきだしている様子。大学を卒業し、6年めの彼の今後に期待したい。
山村塾の活動は、ボランティアの質を高め、歩道の修復などの専門的な作業が担えるようになることを狙いとしている。正確にいうと、すべてのボランティアが専門性を持つのは無理なので、専門性を持ち、他のボランティアを指導するボランティア・リーダーの育成を行っている。イギリスのBTCVをはじめ、国際的なネットワークを持ち、参加者も外国人が多いことが特徴である。
人手が不足する中山間部にあって、専門技術を持つボランティアは大きな担い手と期待さえる。ただ、無償のボランティアではなく、新たな雇用の場となる方向性も考えられる。コミュニティ・ビジネスとしての可能性を検討する段階にきているのではないだろうか。
山村再生事業のおかげで、国内の地域には多彩な資源や人の知恵があることを体験させてもらっている。少しでも情報を共有し、寄り添い役として役に立てる部分もあればと思っている。
参加者は、これから補助事業に応募しようという方々だから、熱心な雰囲気だった。
事例紹介をされた長野県信濃町の朝原さんの話は、信濃町が森林セラピーの町として成功している様子を伝えてくれた。彼の地域営業マンぶりは素晴らしい。
福岡の肴とラーメンを満喫した翌日、八女市と黒木町をたずねた。
八女市では、昨年度の山村再生事業に採択され、学校のプール後を活用して、わさびのコンテナ栽培を行っている。わさびは、冷涼な気候を好むため、九州で栽培されなく、同じくコンテナ栽培により湯布院で栽培されている位だという。
昨年秋に植えられたわさびは、2年の栽培期間を経て、出荷される予定。たった半年といえ、大きく葉を広げ、順調な成長ぶり。ただし、アブラムシがついたり、日差しでしおれるらしく、遮光をしている。不安もあるが、試行であり、課題があれば解決策を探していけばよい。
わさび栽培をみんなが楽しんでいる様子もよい。わさびの収穫前であるが、商品開発もいろいろと試みているらしい。わさびのキムチ漬けを食べさせてもらった。
担当者の荒川さんは、粉茶アイスクリームの開発し、ヒットさせたという。食べないわけにはいかない。さわやかなアイスクリームを楽しんだ。
荒川さんが担当したという特産品販売を行う施設は、川にかかる石橋を眺めることができ、山肌の石切り場も見える。樹齢300百年年の楠の木が、お土産物売り場に窓にかかり、いいロケーションだ。蛍の里としても有名だ。
黒木町に移動。女優の黒木瞳の出身地で、女優が子供のことから通うラーメンがあるという。この出張で三杯目となるラーメンを楽しむ。
黒木町では、イギリスのBTCVのワーキングホリデーを日本に持ち込んだ重松敏則先がかかわる山村塾を視察。重松先生の教え子である小森さんは、先生にだまされたといいつつ、この地に根づきだしている様子。大学を卒業し、6年めの彼の今後に期待したい。
山村塾の活動は、ボランティアの質を高め、歩道の修復などの専門的な作業が担えるようになることを狙いとしている。正確にいうと、すべてのボランティアが専門性を持つのは無理なので、専門性を持ち、他のボランティアを指導するボランティア・リーダーの育成を行っている。イギリスのBTCVをはじめ、国際的なネットワークを持ち、参加者も外国人が多いことが特徴である。
人手が不足する中山間部にあって、専門技術を持つボランティアは大きな担い手と期待さえる。ただ、無償のボランティアではなく、新たな雇用の場となる方向性も考えられる。コミュニティ・ビジネスとしての可能性を検討する段階にきているのではないだろうか。
山村再生事業のおかげで、国内の地域には多彩な資源や人の知恵があることを体験させてもらっている。少しでも情報を共有し、寄り添い役として役に立てる部分もあればと思っている。
コミュニティ・ビジネスというか、利潤を追求しないソーシャルビジネスの考え方を環境に取り入れれないか個人的に模索しています。その辺りは白井さんの得意なところでしょう。
地域の中で環境保全、雇用、活性化、資源がビジネスとして循環していくことが大事ではないかと思います。
山村や森林に人の目が行きだしているなと思います。それが大きな流れになればいいなと思います。
でも、都市の側が山村を食い物にしていないか、
急いでやる過ぎない方がいいという声もちらほら・
ビジネスという手法は、環境や山村再生に重要だと
思いますが、ペースやサイズを適正していかないと
いけないなと思っています。
適正技術ならぬ、「適正ビジネス」が重要だと
自らも戒めつつ。。。