サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

環境情報戦略

2008年10月04日 | 環境と情報
写真:近所の畑のマンジュシャゲ


 昨年度に続き、環境省の環境情報戦略策定支援業務を受託した。プレック研究所と富士通FIPさんとの共同実施体制での受注だ。

 第三次環境基本計画における重点プロジェクトとして、環境情報戦略の策定が位置づけられ、検討も4年目になる。いよいよ、今年12月には戦略案が作成され、パブリック・コメントにかけられることになる。

 環境情報戦略の検討の幅は広く、どこに施策を絞るのかが、ずっと課題だったように思う。

 検討の幅の狭い順にいえば、次のような検討課題がある。

 ・環境省のホームページの再構築

 ・環境省の所有する情報の公開・政策情報の提供

 ・環境省及び他省庁、関連機関のもつ環境情報の連携
 
 ・政策手法としての情報的手法(見える化等)と普及啓発のあり方
 
 ・民間企業と消費者の間での環境情報の流通の政策的支援


 個人的な思いでいえば、前にも書いたが、環境情報社会や環境情報学にこだわりがある。

 環境情報社会とは、環境情報の偏在を解消した完全情報の実現とそれによる合理的な意志決定が実現した社会のことをさす。私の造語である。市民が主導して、環境配慮を行う社会を、情報面で捉えた定義である。

 環境情報学とは、大学時代に末石冨太郎先生の講義で習ったことである。先生は、環境情報学の内容を教えてくれたわけではないが、そうした学問の必要性を構想されていた。20年以上前のことである。

 今年の仕事を活かし、私なりに環境情報学をまとめることができればと思う。


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