花の季節にはまだ遠い北国、時には雪の花びらが舞い降りる三月です。
お昼間、お日様に温められて雪の下に固く凍り付いていた地面がひび割れ、
雪どけ水が湧き出して辺り一面に白い水蒸気が立ち込め春の気配が心地よく
伝わってきます。
農業研修所の畑の淡い空いっぱいに小鳥たちのさえずりがこだましています。
間もなく木の芽、草の芽がふくらんで軽やかな春の足音がそこいら中に
響き渡ることでしょう。
お彼岸に入って、ほっ、お昼が夜よりだんだんに長くなっていくと思うと、
わくわく落ち着かなくなってきます。
徳富蘆花は「田川の水の音を聞け。溶々として滑らかに、その裡に無限の
春あり」と「春」を表現しました。
お彼岸にはぼた餅がつきもの、牡丹餅と書くそうな。
赤いあんこを丸めたその姿が牡丹の花に似ているからかしら?
私は赤いおこわを炊きました。
今日の一枚の絵 「春近し」 竹久夢二 リトグラフ
緑のセンターのロビーにふっくらしたつぼみをつけた水仙の小さな鉢植えが
並べられていました。
一足早く本物の春に出逢った嬉しさで三鉢ほど買ってきました。
うちの庭の花たちはまだ深く凍った雪の下、今はお日様の輝く春のステージへの
出番を待っているのでしょう。 s・y
水仙は ツバメより 早くきて 三月の風を 美しく 染める
W・シェイクスピア
お昼間、お日様に温められて雪の下に固く凍り付いていた地面がひび割れ、
雪どけ水が湧き出して辺り一面に白い水蒸気が立ち込め春の気配が心地よく
伝わってきます。
農業研修所の畑の淡い空いっぱいに小鳥たちのさえずりがこだましています。
間もなく木の芽、草の芽がふくらんで軽やかな春の足音がそこいら中に
響き渡ることでしょう。
お彼岸に入って、ほっ、お昼が夜よりだんだんに長くなっていくと思うと、
わくわく落ち着かなくなってきます。
徳富蘆花は「田川の水の音を聞け。溶々として滑らかに、その裡に無限の
春あり」と「春」を表現しました。
お彼岸にはぼた餅がつきもの、牡丹餅と書くそうな。
赤いあんこを丸めたその姿が牡丹の花に似ているからかしら?
私は赤いおこわを炊きました。
今日の一枚の絵 「春近し」 竹久夢二 リトグラフ
緑のセンターのロビーにふっくらしたつぼみをつけた水仙の小さな鉢植えが
並べられていました。
一足早く本物の春に出逢った嬉しさで三鉢ほど買ってきました。
うちの庭の花たちはまだ深く凍った雪の下、今はお日様の輝く春のステージへの
出番を待っているのでしょう。 s・y
水仙は ツバメより 早くきて 三月の風を 美しく 染める
W・シェイクスピア