木枯らしと時雨がかわるがわるにやって来て、寒さが身にしみる季節は
冬の入り口です。
風のハープ(ウインドウ ハープ)という記事を見つけました。
もう、10年も前の朝日新聞のコラム「ひと」~
~宮沢賢治がこよなく愛した岩手県の種山が原の道の駅に不思議な楽器が
置いてあります。
形は船に似ていて帆柱のような鉄の棒から20本の弦が伸びている。
奏者は風、楽器の名は「又三郎」。作った人は種山が原に住む木工作家で
村上登志樹さん~
この記事を読んで、はて、風が奏でるのはどんな音かしらと思わず耳を
清ませて空を見上げました。
どっどどどどうど どどうどどどう
青いくるみも 吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどどどどうど どどうどどどう
賢治さんは風をこんなふうに表現しました。
賢治さんは、北上川の岸から遠い険しい谷を渡って種山が原の高原を
目指してしばしば通いました。
地質調査のためだけではなかったようです。
この高原に辿り着くと青い空と深い緑は大きくどこまでも広がっていて、
風は激しくそして優しく彼を包み込んでくれたのでしょう。
ここに佇んでは、この美しく豊かな自然を見つめ、魂を研ぎ澄まして
確かな耳と目、肌で感じたことをたくさんの詩や童話に表したのでしょう。
賢治さんはこよなく愛したこの高原でどっどどどどうどと吹き上げて来る風の中に
ガラスのマントをひるがえして空へ飛びあがった又三郎をはっきりとその眼で
見たに違いありません。
「雨はざっこざっこ雨三郎 風はどっこどっこ又三郎」
「そうだなぃな。やっぱりあいづは風の又三郎だったな。」
今日の一枚の絵 「風ことば」 中島潔 木版
秋の日々を楽しみました。 美しい木々は今はすっかり葉を落してしまいました。
タルトタタンを焼きました。 s・y
冬の入り口です。
風のハープ(ウインドウ ハープ)という記事を見つけました。
もう、10年も前の朝日新聞のコラム「ひと」~
~宮沢賢治がこよなく愛した岩手県の種山が原の道の駅に不思議な楽器が
置いてあります。
形は船に似ていて帆柱のような鉄の棒から20本の弦が伸びている。
奏者は風、楽器の名は「又三郎」。作った人は種山が原に住む木工作家で
村上登志樹さん~
この記事を読んで、はて、風が奏でるのはどんな音かしらと思わず耳を
清ませて空を見上げました。
どっどどどどうど どどうどどどう
青いくるみも 吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどどどどうど どどうどどどう
賢治さんは風をこんなふうに表現しました。
賢治さんは、北上川の岸から遠い険しい谷を渡って種山が原の高原を
目指してしばしば通いました。
地質調査のためだけではなかったようです。
この高原に辿り着くと青い空と深い緑は大きくどこまでも広がっていて、
風は激しくそして優しく彼を包み込んでくれたのでしょう。
ここに佇んでは、この美しく豊かな自然を見つめ、魂を研ぎ澄まして
確かな耳と目、肌で感じたことをたくさんの詩や童話に表したのでしょう。
賢治さんはこよなく愛したこの高原でどっどどどどうどと吹き上げて来る風の中に
ガラスのマントをひるがえして空へ飛びあがった又三郎をはっきりとその眼で
見たに違いありません。
「雨はざっこざっこ雨三郎 風はどっこどっこ又三郎」
「そうだなぃな。やっぱりあいづは風の又三郎だったな。」
今日の一枚の絵 「風ことば」 中島潔 木版
秋の日々を楽しみました。 美しい木々は今はすっかり葉を落してしまいました。
タルトタタンを焼きました。 s・y