逢えるかしら。

深い深い天の海を仰ぐと賢治さんの「星めぐりの歌」が唇から
こぼれてきます。
　　　♪あかいめだまのさそり
　　　ひろげた鷲のつばさ
　　　あおいめだまの小いぬ
　　　ひかりのへびのとぐろ
　　　オリオンは高くうたい
　　　つゆとしもとをおとす♪
　　　
　　　♪アンドロメダのくもは
　　　さかなのくちのかたち
　　　おおぐまのあしをきたに
　　　五つのばしたところ
　　　小熊のひたいのうえは
　　　そらのめぐりのめあて♪

そらのめぐりのめあて・・・と子供たちのために
作詞作曲した歌です。

八月七日は月遅れの七夕まつりです。
織姫星が恋しい彦星に逢うために天の川に浮かべた
星の船を漕いで渡ります。
　　　今日の一枚の絵　　「まなざし」　張山田鶴子　　
　　　　　　　　　　　　　　２０１２年　第４４回日展　絵葉書
　
七夕飾りを染め抜いた和手ぬぐいです。
子供の頃の夏休み、この日は朝から畳の上に折り紙をいっぱいに
広げてお飾りを折ったり、短冊に願い事を山ほど一生懸命に書いて、
風に揺れる葉っぱの音を聞きながら星屑の散りばめられた
不思議な夜を待ちました。　　　　　　s・y
あれからいくつの願いが叶えられたかしら。
お星達との約束はちゃんと守ってきたかしら。