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そうこうしているうちに、ふと草の茂みに鳥の子(卵)を見つけました。
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これを拾って袖に入れ、その夜は草を丸めて枕にし野原に休むことにしました。
そうして、こんな夢をみました。「拾った鳥の子は前世の子供だからこの野原に
埋めて葬ってやりなさい」と。目が醒め、夢の中で告げられたようにこの子を
野原に埋めてやりました。
やがて夜が明け、見るとそこに一枚の葉っぱから小さな花が咲いていました。
花は野に咲く愛らしい紫色の菫になりました。
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順徳天皇 「野辺のむかし物語」
藤井乙男ー俳諧歳時記 春
若草あふれる散歩道の途中に小さな菫の群れを見つけました。
すみれの名のいわれについて知りたいなと思っているうちにこの
順徳天皇のお話に出会いました。順徳天皇は藤原の定家と父の後鳥羽院に師事し、
和歌やその他の学問に秀でた方でした。父と共に企てた倒幕に失敗して佐渡に流され
そこで二十二年間過ごした後に悲劇的な死を遂げたといわれています。
彼についてはもう少し学んでいきたいと思います。
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順徳天皇 千人万首